Nintendo Switchのバッテリーが0%になってしまい、満タンになるまでどれくらい時間がかかるか気になりますよね。
公式では約3時間とされていますが、実は充電する環境によって時間は変わってきます。
充電がゼロの状態からだと、ゲームを再開できるまで少し待つ必要も出てきます。
この記事では、Switchの充電時間をはじめ、充電できない時の対処法や、バッテリーを長持ちさせるコツまで詳しく解説します。
この記事を読めば、Switchの充電に関する疑問がスッキリ解決するはずです。
この記事を読むと分かること
- Switchのバッテリーを0から100%まで充電するのにかかる時間
- Switchの正しい充電方法と注意点
- 充電ができないときの原因と自分でできる対処法
- 充電しながら遊ぶことのバッテリーへの影響
- バッテリーの寿命をできるだけ長持ちさせるための使い方
- Switch Liteや有機ELモデルの充電時間との違い
Switchの充電時間が0から満タンになるまでの目安
Nintendo Switchの充電時間は、バッテリーが空の状態からだと、だいたいどれくらいかかるのでしょうか。
任天堂の公式サイトでは、特定の条件下での目安時間が公表されています。
しかし、実際に使っていると「もっと時間がかかっている気がする…」と感じることも少なくありません。
ここでは、公式情報と、実際の使用状況でどれくらい時間に差が出るのかを具体的に見ていきましょう。
公式が発表している充電時間は約3時間
任天堂の公式サイトによると、Nintendo Switch本体の充電時間は約3時間と記載されています。
これは、本体がスリープ状態のときに、バッテリー残量がない状態から満充電になるまでの目安です。
そのため、ゲームをプレイしながら充電する場合や、本体の電源を完全にオフにして充電する場合には、この時間と少し異なってきます。
あくまで「約3時間」というのは、理想的な条件下での数値だと考えておくと良いでしょう。
【実測】バッテリー残量0%から100%になるまでの所要時間
実際にバッテリー残量が0%の状態から充電を開始すると、多くの場合は公式の発表通り3時間程度で満タンになります。
ただし、これは純正のACアダプターを使用し、スリープモードで充電した場合です。
もしゲームで遊びながら充電すると、本体が熱を持ちやすくなったり、ゲームの処理に電力を使ったりするため、4時間以上かかることも珍しくありません。
充電する環境によって、実際の所要時間は変わってくることを覚えておきましょう。
充電環境によって時間に差が出る理由
充電時間に差が出る一番の理由は、充電中にSwitch本体がどれだけ電力を使っているか、という点にあります。
- スリープモードでの充電:画面が消えており、通信以外のほとんどの機能が停止しているため、最も効率よく充電できます。
- プレイしながらの充電:ゲームの処理や画面表示に電力を使うため、充電に回せる電力が少なくなり、時間がかかります。
- 電源OFFでの充電:スリープモードとほぼ同じ速さで充電できますが、起動に少し時間がかかります。
このように、Switch本体の状態が充電速度に大きく影響するのです。
Switchの充電を0から行うときの正しい方法
Switchのバッテリーが0になってしまった時、どのように充電するのがベストなのでしょうか。
Switchにはいくつかの充電方法があり、それぞれにちょっとしたポイントがあります。
普段何気なく行っている充電も、正しい方法を知っておくことで、本体やバッテリーへの負担を減らすことにつながります。
ここでは、基本的な充電方法と、外出先などで役立つ充電の際の注意点を確認していきましょう。
【推奨】Nintendo Switchドックで充電する方法
最も手軽で推奨されているのが、付属のNintendo Switchドックを使った充電方法です。
テレビモードで遊んだ後、そのままドックに置いておくだけで充電が開始されるので非常に便利。
ACアダプターをドックに接続し、そのドックにSwitch本体を上から差し込むだけでOKです。
この方法なら、ケーブルの抜き差しで本体の充電ポートを傷つける心配も少ないため、安心して充電できますね。
本体にACアダプターを直接接続して充電する方法
ドックを使わずに、本体に直接ACアダプターを接続して充電することももちろん可能です。
テーブルモードや携帯モードで遊んでいる時に、バッテリーが少なくなってきたらこの方法を使います。
純正のACアダプターのUSB Type-C端子を、Switch本体の下部にある充電ポートに差し込むだけで充電が始まります。
旅行先や、ドックを置いていない部屋で充電したい場合に便利な方法です。
市販のモバイルバッテリーで充電する際の注意点
外出先で充電したい時に便利なのが、市販のモバイルバッテリーです。
ただし、どのモバイルバッテリーでも良いというわけではないので注意が必要。
Switchを快適に充電するためには、「USB Power Delivery(PD)」に対応している製品を選ぶのがおすすめです。
PD非対応のモバイルバッテリーだと、充電が非常に遅かったり、ゲームをしながらだと逆にバッテリーが減ってしまったりすることがあります。
安全に使うためにも、信頼できるメーカーの製品を選びましょう。
Switchが充電できない原因とすぐできる対処法
いつも通り充電しているはずなのに、なぜか充電が始まらない、というトラブルが起こることがあります。
故障を疑う前に、まずは自分で簡単に確認できることがいくつかあります。
意外と簡単なことで解決することも多いので、慌てずに一つずつチェックしていきましょう。
ここでは、Switchが充電できない主な原因と、すぐに試せる対処法をご紹介します。
充電ランプが点灯しない・点滅するときの確認事項
充電を開始すると、通常は画面に一瞬だけ電池マークが表示されます。
もし何の反応もない場合は、まずACアダプターがコンセントにしっかりと差し込まれているか確認してください。
テーブルタップを使っている場合は、他の差込口や壁のコンセントに直接挿して試してみるのも有効です。
また、本体とACアダプターの接続も、一度抜いてからもう一度奥までしっかり差し込んでみましょう。
ACアダプターやケーブルに問題がある場合の解決策
接続を確認しても充電できない場合、ACアダプターやケーブル自体に問題がある可能性が考えられます。
ケーブルの根元が断線しかけていないか、ペットにかじられて傷がついていないかなどを目で見て確認しましょう。
もしスマートフォンなど、他にUSB Type-Cで充電できる機器があれば、そのACアダプターでSwitchが充電できるか試してみるのも一つの手です。
もし純正品以外のACアダプターで問題が解決した場合は、純正アダプターが故障している可能性が高いでしょう。
本体のバッテリーが劣化している可能性
長年同じSwitchを使い続けていると、本体内部のバッテリーが劣化して充電ができなくなることがあります。
バッテリーが劣化してくると、充電の減りが異常に早くなったり、満タンまで充電できなくなったりといった症状が現れます。
特に、買ってから3年以上経過している場合は、バッテリーの寿命を疑ってみる必要もあるかもしれません。
こればかりは自分で交換することができないため、修理を検討することになります。
【最終手段】任天堂のサポートに修理を依頼する方法
あらゆる方法を試しても充電ができない場合は、本体やACアダプターが故障していると考えられます。
その際は、任天堂の公式サポートに修理を依頼するのが最も確実な方法です。
公式サイトからオンラインで修理を申し込むことができ、手順に従って本体を送付します。
修理代金は保証期間内であれば無料の場合もありますが、保証が切れている場合や、故障の原因によっては有償となります。
まずは公式サイトで料金の目安などを確認してみるのがおすすめです。
充電しながらのプレイはバッテリーに影響があるのか
「あと少しでボスなのに充電が…!」という時、充電ケーブルを挿したままプレイを続けることはよくありますよね。
とても便利な「ながらプレイ」ですが、実はバッテリーにとっては少し負担がかかる行為でもあります。
すぐに壊れるわけではありませんが、長い目で見るとバッテリーの寿命に影響が出てくる可能性があります。
ここでは、その理由と、安心して遊ぶための対策についてお話しします。
バッテリーの寿命を縮める可能性がある理由
充電しながらゲームをプレイすると、Switch本体が通常よりも熱を持ちやすくなります。
この「熱」が、バッテリーの劣化を進めてしまう主な原因です。
リチウムイオン電池は熱に弱く、高温の状態が続くと内部の化学反応が変化し、蓄えられる電気の量が少しずつ減っていってしまいます。
そのため、頻繁に充電しながらプレイを繰り返していると、新品の時よりもバッテリーの持ちが悪くなるのが早まる可能性があるのです。
発熱による本体への悪影響
バッテリーへの影響だけでなく、本体の発熱は他の部分にも悪影響を及ぼすことがあります。
本体が高温になると、内部の精密な電子部品の性能が低下したり、寿命が縮んだりする原因にもなりかねません。
また、Switchには本体が熱くなりすぎた場合に、自動でスリープモードになる安全機能が備わっています。
充電しながらのプレイ中に、急に画面が消えてしまった場合は、この安全機能が作動した可能性も考えられるでしょう。
充電しながらでも安心して遊ぶための対策
そうは言っても、充電しながら遊びたい場面はありますよね。
その場合は、できるだけ本体に熱がこもらないように工夫することが大切です。
例えば、布団の上など熱が逃げにくい場所でのプレイは避けるようにしましょう。
Switchの吸気口や排気口をホコリなどが塞いでいないか定期的にチェックするのも効果的です。
もし本体が熱いと感じたら、一度ゲームを中断して本体を休ませてあげるのが、結果的にSwitchを長持ちさせることにつながります。
バッテリーの寿命を長持ちさせるためのコツ
Switchを長く快適に使い続けるためには、バッテリーをいたわってあげることがとても大切です。
日々のちょっとした使い方を意識するだけで、バッテリーの劣化を緩やかにすることができます。
高価なゲーム機だからこそ、できるだけ良いコンディションを保ちたいですよね。
ここでは、誰でも簡単に実践できる、バッテリーの寿命を延ばすためのいくつかのコツをご紹介します。
最適な充電のタイミングは?
バッテリーのためには、充電を0%まで使い切ったり、常に100%の状態で放置したりするのはあまり良くありません。
リチウムイオン電池は、残量が20%〜80%くらいの間で運用するのが、最も負担が少ないと言われています。
ですので、バッテリーが完全になくなる前に充電を開始し、満タンになったら長時間ACアダプターに繋ぎっぱなしにしないのが理想です。
とはいえ、毎回厳密に管理するのは大変なので、「残量が少なくなったら充電する」くらいの意識で大丈夫ですよ。
長期間使わない場合の保管方法
もし引越しや他のゲームに夢中になるなどして、Switchを長期間使わない予定がある場合は、保管方法に少しだけ気を使いましょう。
バッテリーが0%のまま長期間放置してしまうと、二度と充電できなくなる「過放電」という状態になることがあります。
これを防ぐために、半年に一度は取り出して50%程度まで充電してあげるのがおすすめです。
満充電のまま放置するのもバッテリーに負担がかかるため、「半分くらい」充電して電源を切っておくのがベストな保管方法です。
バッテリー交換の費用と申し込み手順
大切に使っていても、いつかはバッテリーの寿命が来てしまいます。
バッテリーの持ちが明らかに悪くなったと感じたら、交換を検討するタイミングかもしれません。
任天堂の公式サポートでバッテリーを交換する場合、費用は4,950円(税込)です(2025年8月時点)。
申し込みは、任天堂公式サイトのオンライン修理受付から行うことができます。
自分で交換するのは危険なので、必ず公式のサービスを利用するようにしてください。
Switch Liteや有機ELモデルの充電に関する情報
Nintendo Switchには、通常モデルの他に、携帯専用の「Switch Lite」と、画面が鮮やかな「有機ELモデル」があります。
これらのモデルは、本体の大きさや機能だけでなく、バッテリーの性能も少しずつ異なります。
充電時間や、一回の充電で遊べる時間も変わってくるため、自分の持っているモデルの性能を知っておくと便利です。
ここでは、各モデルのバッテリーに関する情報を比較してみましょう。
Switch Liteの充電時間とバッテリー持続時間
携帯モード専用のSwitch Liteは、本体が小さい分、バッテリー容量も通常モデルより少し少なくなっています。
そのため、バッテリー持続時間は約3.0〜7.0時間と、通常モデル(現行版)よりも少し短めです。
充電時間については、通常モデルと同じく、スリープモードで約3時間かかります。
コンパクトで持ち運びしやすい反面、外出先で遊ぶことが多い場合は、バッテリーの残量をこまめに気にする必要がありそうです。
有機ELモデルの充電時間とバッテリー持続時間
有機ELモデルのバッテリー性能は、実は通常モデル(現行版)と全く同じです。
バッテリー持続時間は約4.5〜9.0時間で、充電時間もスリープモードで約3時間となっています。
画面が大きく綺麗になった一方で、バッテリーの持ちは変わらないという点は嬉しいポイントですね。
そのため、充電に関する使い方や注意点も、通常モデルと全く同じように考えて問題ありません。
通常モデルとのバッテリー性能の比較
ここで、3つのモデルのバッテリー性能を一覧で比較してみましょう。
モデル | バッテリー持続時間の目安 | 充電時間の目安 |
通常モデル(現行) | 約4.5~9.0時間 | 約3時間 |
Switch Lite | 約3.0~7.0時間 | 約3時間 |
有機ELモデル | 約4.5~9.0時間 | 約3時間 |
※通常モデルにはバッテリー持続時間が短い初期型(約2.5~6.5時間)も存在します。
※バッテリー持続時間は遊ぶソフトによって変わります。
このように、充電時間はどのモデルも同じですが、遊べる時間はモデルによって異なることがわかりますね。
Switchの充電時間 0からのまとめ
- Switchを0から満タンまで充電するには約3時間かかります。
- 充電方法はドックを使うかACアダプターを直接接続します。
- 充電できない時はまずケーブルの接続を確認してください。
- ACアダプターや本体の故障、バッテリー劣化も原因になり得ます。
- 故障の際は任天堂のサポートへ修理を依頼するのが安全です。
- 充電しながらのプレイは本体が発熱するため、たまに休ませましょう。
- バッテリーを長持ちさせるには、0%や100%での放置を避けるのがコツです。
- 長期間使わない時は、半分ほど充電して保管するのがおすすめです。
- バッテリー交換は有償で、公式サイトから申し込み可能です。
- Switch Liteや有機ELモデルも充電時間は約3時間です。
- バッテリーの持続時間はLiteが短く、有機ELは通常モデルと同じです。
- 外出先ではUSB PD対応のモバイルバッテリーが便利です。
- 正しい充電方法と使い方で、Switchを長く快適に楽しみましょう。