MENU

【見本あり】学校の先生宛の封筒の書き方|敬称や保護者の場合も網羅

【見本あり】学校の先生宛の封筒の書き方|敬称や保護者の場合も網羅

学校の先生に手紙や書類を渡すとき、封筒の書き方で迷った経験はありませんか。

正しい書き方の基本は、表面に先生の氏名と「先生」という敬称を書き、裏面には自分の名前と住所をきちんと記載することです。

丁寧な書き方をすることで、先生への敬意が伝わり、良い印象を与えられます。

一方で、少しマナーを間違えるだけで、失礼だと思われてしまう可能性も。

特に敬称の使い分けや、保護者が書く場合など、迷いやすいポイントがいくつか存在します。

この記事では、画像やイラストも交えながら、誰でも簡単に真似できる先生宛の封筒の書き方を分かりやすく解説します。

この記事を読むと分かること

  • 学校の先生宛の封筒の表面・裏面の基本的な書き方
  • 「先生」「様」「御中」など正しい敬称の使い分け
  • 保護者と子供、それぞれの立場で書く際の注意点
  • 郵送する場合と手渡しする場合の封筒の扱いの違い
  • 欠席届やお礼状など、シーン別の具体的な書き方と例文
目次

学校の先生宛の封筒の書き方はこれが基本!表面・裏面の作法

いざ封筒を書こうと思っても、何から書けば良いのか、どこに何を書くべきか、迷ってしまいますよね。

ここでは、先生に失礼のない、封筒の書き方の最も基本的なルールについて解説します。

表面の宛名から裏面の差出人情報まで、一つひとつの配置には意味があります。

まずはこの基本形をマスターすれば、どんな場面でも応用が利くので安心ですよ。

【表面】宛名と住所の正しいレイアウト

封筒の表面には、相手(先生)の情報を書きます。

まず、中央の一番目立つ場所に、先生のフルネームを少し大きめの文字で書きましょう。

その左隣に、少し下げて「〇〇先生」と敬称をつけます。

学校の住所は、封筒の右側に、郵便番号から省略せずに書くのがマナーです。

都道府県名から書くと、より丁寧な印象になります。

住所の文字は、宛名よりも少し小さめに書くとバランスが良く見えますよ。

最後に、中に入れる書類の内容が分かるように、表面の左下に「欠席届在中」などと赤字で書き添えると親切です。

【裏面】差出人(自分の名前・住所)の書き方

裏面には、自分(差出人)の情報を記載します。

封筒の中心線よりも左側に、自分の郵便番号、住所、氏名を書きましょう。

住所は表面と同様に、都道府県から省略せずに書くのが基本です。

自分の名前は、住所よりも少し大きな文字で書くと分かりやすくなります。

もし子供の書類を保護者が提出する場合は、保護者の名前の横に「(〇年〇組 〇〇 〇〇 保護者)」のように、子供の名前とクラスを書き添えると、誰からのものか一目で分かります。

封筒を閉じる際は、のり付けした後に「〆」マークを書くと、より丁寧な印象になります。

使用する封筒やペンの選び方

封筒は、白色で無地のものを選ぶのが最も無難で丁寧です。

特に指定がなければ、郵便番号の枠がないものを選ぶと、自由にレイアウトができて書きやすいでしょう。

キャラクターものや色付きの封筒は、親しい先生へのお礼状など、プライベートな内容のときに限った方が良いかもしれません。

使用するペンは、黒色のボールペンか万年筆が基本です。

水に濡れてもにじみにくい油性のものを選ぶと安心ですね。

宛名書き専用のサインペンなども、くっきりとした文字が書けるのでおすすめです。

鉛筆や消えるボールペン、カラフルなペンは避けましょう。

学校の先生宛の封筒の書き方で一番迷う敬称のマナー

封筒の書き方で、おそらく一番多くの人が悩むのが「敬称」の付け方ではないでしょうか。

「先生」で良いのか、「様」を付けるべきなのか、迷いますよね。

敬称は、相手への敬意を示すとても大切な部分です。

ここでは、相手や状況に応じた正しい敬称の使い分けを詳しく解説していきます。

このルールさえ覚えておけば、もう敬称で迷うことはありません。

宛名は「〇〇先生」が最も一般的

結論から言うと、学校の先生個人に宛てる場合、敬称は「先生」を使うのが最も一般的で間違いありません。

「先生」という言葉自体が、教師という職業に対する敬称だからです。

フルネームの下に「〇〇 〇〇 先生」と書きましょう。

苗字だけだと、同姓の先生がいた場合に間違う可能性があるため、できるだけフルネームで書くのが親切です。

担任の先生はもちろん、部活の顧問や教科担当の先生など、どの先生に対しても「先生」という敬称を使って問題ありません。

「様」を使っても良いケースとは?

基本的には「先生」を使いますが、「様」を使っても間違いではありません。

「様」は、どんな相手にも使える万能な敬称です。

ただし、学校の先生という相手を考えると、「先生」の方がより職業への敬意が伝わりやすいでしょう。

もし迷った場合は「先生」を選んでおけば安心です。

例外として、退職された先生や、塾の先生など、学校の教員ではない方に手紙を出す場合は、「様」を使う方が自然なケースもあります。

相手との関係性によって使い分けるのが良いですね。

校長先生など役職がある場合の敬称の順番

校長先生や教頭先生など、役職のある先生に宛てる場合の書き順にはルールがあります。

まず、宛名の中央に氏名を書きます。

次に、氏名の右肩に少し小さめの文字で役職(校長、教頭など)を書きます。

そして最後に、氏名の下に「先生」または「様」という敬称をつけましょう。

正しい順番は「役職→氏名→敬称」です。

例えば、「校長 〇〇 〇〇 先生」となります。

この順番を覚えておくと、学校だけでなく、社会に出てからも役立ちますよ。

間違いやすい「先生様」という二重敬語

よくある間違いが、「先生様」という表現です。

これは、「先生」と「様」という二つの敬称を重ねて使っているため、「二重敬語」となり、マナー違反にあたります。

「社長様」や「部長様」と言わないのと同じルールです。

丁寧な気持ちが強すぎるあまり、つい使ってしまいがちなので注意しましょう。

敬称は、「先生」か「様」のどちらか一つだけを使うのが正しいマナーです。

どちらか一方を選んで、すっきりと書きましょう。

学校全体や事務室に宛てるなら「御中」が正解

個人ではなく、学校全体や特定の部署に書類を送りたい場合もありますよね。

例えば、事務室に証明書の発行を依頼する書類を送るケースなどです。

このように、組織や部署に宛てる場合は、敬称に「御中(おんちゅう)」を使います。

書き方は、「〇〇学校 御中」や「〇〇学校 事務室 御中」となります。

「御中」は、その組織の中の誰か(担当者)に読んでください、という意味を持つ言葉です。

個人名の後には使えないので、注意してくださいね。「〇〇先生 御中」は間違いです。

保護者が書く場合と子供が書く場合それぞれのポイント

封筒の書き方は、保護者が書くのか、それとも生徒である子供本人が書くのかによって、少しだけ注意するポイントが変わってきます。

どちらの場合でも、受け取った先生が「誰から、何のために送られてきた書類なのか」が一目で分かるように配慮することが大切です。

ここでは、それぞれの立場で書く際の、ちょっとしたコツや注意点について解説します。

【保護者向け】差出人に子供の名前を併記する方法

保護者が差出人として封筒を書く場合、自分の名前だけを書くと、先生はどの生徒の保護者からの手紙なのか判断できません。

そのため、裏面の差出人欄には、保護者自身のフルネームを書いた後、その左横に子供の学年、クラス、氏名を書き添えましょう。

書き方は「(〇年〇組 〇〇 〇〇 保護者)」のように、カッコ書きで加えるのが一般的です。

こうすることで、先生はすぐに内容を把握できます。

特に、個人面談の希望調査や、PTA関連の書類など、保護者が主体となって提出する書類の場合は、この書き方を徹底しましょう。

【生徒・学生向け】自分の学年・クラスを忘れずに記載

生徒や学生本人が先生に手紙や書類を出す場合は、差出人情報に自分の学年とクラスを必ず書きましょう。

裏面の氏名の上に、「〇年〇組」と書き加えるのが一般的です。

フルネームだけだと、同姓同名の生徒がいた場合に、先生が誰からのものか分からなくなってしまいます。

特に、全校生徒を対象としたアンケートや、学年をまたいで募集されるイベントの申込書などを提出する際は、クラス名の記載は必須です。

自分の情報を正確に伝えることも、大切なマナーの一つですよ。

【郵送?手渡し?】渡し方によって異なる封筒の注意点

先生に書類を渡す方法は、学校に郵送する場合と、子供に託して直接手渡しする場合の二通りが考えられます。

実は、この渡し方の違いによって、封筒の扱い方、特に封の仕方に少し違いがあるのを知っていますか。

ここでは、郵送と手渡し、それぞれのシーンに応じた封筒の扱い方のマナーと注意点を解説します。

最後まで気を抜かずに、スマートに渡しましょう。

郵送する場合の切手の位置と料金の目安

学校に郵送する場合は、当然ですが切手が必要です。

縦書き封筒の場合、切手は表面の左上に貼るのがルールです。

料金が不足すると、学校側に負担をかけてしまったり、返送されてしまったりするので、必ず郵便局の窓口で確認するか、事前に重さを測りましょう。

一般的な手紙(定形郵便物)であれば、25g以内なら84円、50g以内なら94円が目安です(2024年時点)。

クリアファイルに入れると重さが加算されるので注意が必要です。

料金が不安な場合は、少し多めの金額の切手を貼っておくか、郵便局で正確に計ってもらうのが一番確実ですよ。

子供に託して手渡しするときの封筒の閉じ方

子供に書類を持たせて、先生に直接手渡ししてもらう場合は、封筒の封をしないのがマナーです。

のり付けしてしまうと、先生が中身を確認するために封筒を開ける手間がかかってしまいます。

すぐに中身を取り出せるように、封は開けたままにしておきましょう。

ただし、何も留めないと中身が飛び出してしまう心配があります。

そんな時は、フタの部分を折るだけにするか、フタを内側に軽く差し込む程度にしておくと良いでしょう。

クリップで留めるのも一つの方法ですが、シンプルなシルバーのものが無難です。

中身が個人情報など見られたくない書類の場合は、のり付けしても問題ありません。

【シーン別】欠席届やお礼状など中身ごとの書き方

先生に渡す書類には、欠席届のような事務的なものから、感謝の気持ちを伝えるお礼状まで、様々な種類があります。

封筒の基本的な書き方は同じですが、中身に応じて表面に書き添える言葉(表書き)を変えることで、より丁寧で分かりやすくなります。

ここでは、具体的なシーンを想定して、それぞれの場合に最適な封筒の書き方を紹介します。

欠席届・遅刻届を入れる封筒の書き方

欠席届や遅刻届、早退届などを提出する場合、封筒の表面、左下に赤色のペンで「欠席届在中」や「遅刻届在中」と書きましょう。

これを「添え書き(そえがき)」と言います。

この一言があるだけで、先生は封筒を開けなくても中身が何かをすぐに把握できます。

たくさんの書類を扱う先生にとっては、非常にありがたい配慮です。

宛名は、基本的には担任の先生の名前を書けば問題ありません。

もし決まった提出先(保健室など)がある場合は、学校のルールに従ってください。

お礼状や手紙を渡すときの丁寧な書き方

お世話になった先生へお礼状など個人的な手紙を渡す場合は、特に丁寧な書き方を心がけたいものです。

この場合、表面に「お手紙」や「御礼」といった添え書きは、あえて書かなくても構いません。

書いた方が中身は分かりやすいですが、書かない方がよりプライベートなニュアンスが伝わります。

大切なのは、宛名や差出人の文字を、いつもより丁寧に、心を込めて書くことです。

もし可能であれば、少し質の良い和紙の封筒や、万年筆を使ってみるのも素敵ですね。

あなたの感謝の気持ちが、より深く伝わるはずです。

成績証明書などの発行を依頼する場合の書き方

卒業後に、大学受験などで成績証明書や卒業証明書の発行を学校に依頼するケースがあります。

この場合は、郵送でやり取りすることがほとんどでしょう。

宛名は、「〇〇学校 事務室 御中」とするのが一般的です。

そして、表面の左下に赤字で「証明書発行依頼書 在中」と忘れずに書きましょう。

返信用の封筒を同封するのを忘れないようにしてください。

返信用封筒には、自分の住所と氏名を書き、「様」の部分を「行」または「宛」に直しておくと、さらに丁寧な印象になります。

PTA関連の書類を提出するときの宛名

PTAの役員などをしていると、学校に書類を提出する機会も多くなります。

PTA関連の書類を提出する場合の宛名は、その書類の提出先によって変わります。

もしPTA会長宛てであれば、「PTA会長 〇〇 〇〇 様」となります。

PTA全体への連絡であれば、「〇〇学校 PTA御中」や「PTA役員各位」といった書き方が考えられます。

差出人には、自分の氏名と共に「PTA会長」や「PTA会計」などの役職を忘れずに記載しましょう。

誰が、どの立場で提出した書類なのかを明確にすることが大切です。

横書き封筒を使用する際の正しいレイアウト

基本的には縦書きの封筒を使うのが一般的ですが、場合によっては洋封筒(横書きの封筒)を使うこともあるかもしれません。

特に、メッセージカードやA4サイズの書類を三つ折りにして入れる場合などに便利です。

横書きには、縦書きとは異なる書き方のルールがあります。

ここでは、横書き封筒を使用する場合の、正しい住所や宛名の配置について解説します。

横書き封筒の宛名と住所の配置

横書き封筒の場合、郵便番号は封筒の上部、右寄りに書きます。

住所は、その下に郵便番号の始まりと高さを合わせて、左に向かって書いていきます。

算用数字(1, 2, 3…)を使うと、すっきりと見えますよ。

宛名(先生の名前)は、封筒の中央に、住所よりも少し大きめの文字で書くのがポイントです。

住所と宛名の書き始めの位置を揃えると、全体的に整った印象になります。

縦書きと同様に、敬称は「先生」または「様」を使いましょう。

裏面の差出人の書き方(横書きの場合)

裏面の差出人情報は、封筒の下の方、中央か右寄りにまとめます。

まず郵便番号を書き、その下に住所、そして最後に氏名を書きます。

こちらも算用数字を使って書くのが一般的です。

封を閉じる位置(封じ目)の下に、差出人の住所と名前が収まるようにレイアウトするとバランスが良いでしょう。

もちろん、保護者が書く場合は子供の名前を、生徒が書く場合は学年・クラスを併記するのを忘れないようにしてくださいね。

学校の先生宛の封筒の書き方まとめ

  • 先生個人宛の敬称は「先生」が最も一般的で丁寧。
  • 校長先生など役職がある場合は「校長 〇〇 〇〇 先生」の順番で書く。
  • 「先生様」は失礼にあたる二重敬語なので使わない。
  • 学校や事務室など組織宛てには「御中」を使う。
  • 封筒は白無地のもの、ペンは黒のボールペンか万年筆が基本。
  • 表面の宛名は中央に大きく、住所は右側に書く。
  • 裏面の差出人情報は、中心より左側(縦書き)か下側(横書き)に書く。
  • 保護者が書く場合は、差出人に子供の学年・クラス・氏名を併記する。
  • 子供が書く場合は、差出人に自分の学年・クラスを忘れずに記載する。
  • 郵送する場合は切手を貼り、しっかりと封をする。
  • 子供に手渡ししてもらう場合は、封をしないのが基本的なマナー。
  • 欠席届などを入れる際は、表面に「〇〇在中」と赤字で書き添えると親切。
  • 横書きの封筒では、住所や氏名に算用数字を使うのが一般的。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次