「これうまつゆ」で料理しようと思ったら、切らしていたり、スーパーに売ってなかったりして困ることがありますよね。
でも、安心してください。「これうまつゆ」は、どこの家庭にもある「めんつゆ」や「白だし」などの調味料で簡単に代用できます。
これうまつゆは、普通のめんつゆよりも甘みが強く、複数のだしが効いた濃厚な味わいが特徴です。
その特徴を理解すれば、代用品でも味をかなり近づけることが可能ですよ。
この記事では、めんつゆや白だしを使った具体的な代用方法の黄金比から、味をそっくりに作る再現レシピ、さらには代用つゆで作る絶品おかずまで、詳しくご紹介します。
もう代用品で味がぼやけたり、物足りなさを感じたりすることはありません。
この記事を読むと分かること
- 家にある調味料(めんつゆ・白だし等)での具体的な代用方法
- 料理別に使える代用つゆの「黄金比」早見表
- これうまつゆの味を自作できる「完全再現レシピ」
- そもそも「これうまつゆ」と「めんつゆ」の味はどう違うのか
- 代用つゆで作れる絶品おかずのレシピ
- 「売ってない」時のための販売店情報
これうまつゆの代用は家にある調味料で簡単にできる
「これうまつゆ」がない時でも、わざわざ買いに走る必要はありません。
実は、キッチンにあるおなじみの調味料を組み合わせるだけで、あの便利な味を再現することができるんです。
一番手軽なのはめんつゆや白だしを使う方法ですが、それらがない場合でも、醤油やみりんから作ることもできます。
ここでは、今すぐ試せる4つの代用パターンをご紹介。
それぞれの特徴と、味を「これうまつゆ」に近づけるためのちょっとしたコツを解説していきますね。
【一番近い】めんつゆを使った代用方法と配合
一番簡単で味も近くなるのが、めんつゆを使う方法です。
これうまつゆは普通のめんつゆより甘みが強いので、めんつゆに少し甘みを足してあげるのがポイント。
基本的な配合は「めんつゆ+砂糖(または、みりん)」です。
例えば、めんつゆ大さじ3に対して、砂糖やみりんを小さじ1/2〜1程度加えて、よく混ぜてみてください。
これだけで、グッとこれうまつゆの甘くて濃厚な風味に近づきます。
まずは味見をしながら、お好みの甘さに調整してみてくださいね。
白だしで上品な味わいを再現するコツ
白だしを使って代用すると、色が薄く、上品な味わいに仕上がります。
煮物や炊き込みご飯など、素材の色をきれいに見せたい料理にぴったりです。
白だしもめんつゆと同様に、少し甘みを足すのがポイント。
さらに、白だしは醤油の色が薄い分、コクが少し控えめなので、風味を足すために「だしの素」を少量加えるのもおすすめです。
「白だし+みりん+だしの素」の組み合わせで、色も味も満足のいく代用つゆが作れますよ。
醤油・みりん・砂糖・だしの素での合わせ調味料の作り方
めんつゆも白だしもない!という緊急事態でも大丈夫。
基本的な調味料である「醤油・みりん・砂糖・だしの素」を組み合わせれば、自家製の万能つゆが作れます。
これができれば、もう何も怖くありません。
基本的な割合は「醤油:みりん:水=1:1:3」に、砂糖とだしの素を好みの量で加えるだけ。
例えば、醤油50ml、みりん50ml、水150mlを小鍋に入れて一度沸騰させ(アルコールを飛ばすため)、火を止めてから砂糖大さじ1〜2、だしの素小さじ1を加えて混ぜれば完成です。
代用品を使うときの味付けの注意点
どの代用品を使う場合でも、一番大切なのは「必ず味見をしながら調整する」ことです。
お使いのめんつゆや白だし、醤油によって塩分や甘みが違うため、レシピ通りの分量でいきなり作ると「しょっぱすぎた…」なんてことになりがち。
特に、濃縮タイプのめんつゆを使う場合は、パッケージに書いてある希釈倍率を守りつつ、砂糖やみりんを少しずつ加えてください。
「ちょっと薄いかな?」くらいで味付けを始めて、最後に調整するのが失敗しないコツですよ。
これうまつゆの代用としてめんつゆや白だしを使う際の黄金比
代用できるのは分かったけど、料理ごとにいちいち味を調整するのは面倒…と感じる方もいますよね。
そんな方のために、料理のジャンル別に使える「黄金比」を考えてみました。
これさえ覚えておけば、丼ものも煮物も炊き込みご飯も、味がバッチリ決まります。
めんつゆ(3倍濃縮タイプを想定)をベースにした配合なので、ぜひ参考にしてください。
まずは、パッと見てわかる早見表からどうぞ。
【料理別】代用つゆの配合早見表
めんつゆ(3倍濃縮)をベースにした、料理ごとの配合の目安です。
料理の種類 | めんつゆ | みりん | 砂糖 | 水 |
親子丼など丼もの(1人前) | 大さじ3 | 大さじ1 | 小さじ1 | 100ml |
肉じゃがなど煮物(2人前) | 大さじ4 | 大さじ2 | 大さじ1 | 200ml |
炊き込みご飯(2合) | 大さじ3 | 大さじ1 | 小さじ1/2 | 規定量 |
親子丼・カツ丼など丼ものを作る黄金比
親子丼やカツ丼のような丼ものは、少し甘めでしっかりした味付けがご飯によく合います。
そこで、めんつゆにみりんと砂糖の両方を加えて、これうまつゆのような甘さとコクを出すのがおすすめです。
1人前の黄金比は「めんつゆ大さじ3:みりん大さじ1:砂糖小さじ1:水100ml」。
この比率で合わせただしを具材と一緒に煮るだけで、お店のような本格的な味わいの丼ものが簡単に作れます。
卵でとじる前に、少しだけ煮汁を味見して調整してくださいね。
煮物・肉じゃがを美味しく作る黄金比
肉じゃがやかぼちゃの煮物など、定番の和食を作るときは、素材の味を活かしつつ、しっかり味を染み込ませたいですよね。
煮物の場合は、丼ものより少しだけ甘さを控えめにし、だし感を大切にするのがポイントです。
2人前の黄金比は「めんつゆ大さじ4:みりん大さじ2:砂糖大さじ1:水200ml」。
この割合で煮汁を作り、落し蓋をしてコトコト煮込めば、味が中までしっかり染み込んだ、ほっこり美味しい煮物が出来上がります。
炊き込みご飯の味付けに使う場合の黄金比
炊き込みご飯に代用つゆを使う場合は、塩分濃度に注意が必要です。
味が濃すぎると、炊き上がりがしょっぱくなってしまうことがあります。
お米2合に対する黄金比は「めんつゆ大さじ3:みりん大さじ1:砂糖小さじ1/2」。
この合わせ調味料を炊飯器に入れ、お好みの具材を加えた後、2合の目盛りまで水を入れて普通に炊くだけです。
きのこや鶏肉との相性も抜群ですよ。
【再現】これうまつゆの味を自作するレシピ
「どうせなら、これうまつゆの味を完全に再現してみたい!」という探究心あふれるあなたのために、自家製の再現レシピをご紹介します。
これうまつゆの味の決め手は、複数のだしが織りなす複雑な旨味と、しっかりとした甘みです。
少し材料は多くなりますが、作っておけば色々な料理に使える万能つゆが完成しますよ。
ここでは、必要な材料から作り方、そして気になる保存方法まで、詳しく見ていきましょう。
再現レシピに必要な材料の一覧
これうまつゆの複雑な旨味を再現するために、いくつかのだしの素を組み合わせます。
【作りやすい分量】
- 濃口醤油:200ml
- みりん:200ml
- 砂糖:大さじ4〜5(お好みで調整)
- かつおだしの素(顆粒):小さじ2
- 昆布だしの素(顆粒):小さじ1
- 鶏がらスープの素(顆粒):小さじ1
これうまつゆには、他にもしいたけやあご(飛び魚)のだしが入っていますが、まずはこの3つのだしでも十分に近い味になりますよ。
混ぜるだけ!簡単な作り方の手順
作り方はとってもシンプルで、火にかける必要もありません。
- ボウルに、みりんと砂糖を入れて、砂糖が溶けるまでよく混ぜ合わせます。
- 砂糖が溶けたら、醤油と3種類のだしの素を全て加えます。
- だしの素の粉末が完全に溶けて、全体がなじむまで、さらによくかき混ぜます。
- 清潔な保存瓶やペットボトルに移し替えたら完成です。
作った直後よりも、冷蔵庫で一晩寝かせると味がなじんで、より一層美味しくなります。
作った代用つゆの保存方法と期間
手作りしたつゆは、必ず冷蔵庫で保存してください。
保存容器は、使う前に熱湯をかけて消毒するか、アルコールスプレーで拭いておくと、より長持ちします。
保存期間の目安は、冷蔵庫で大体2〜3週間ほどです。
生ものですので、なるべく早めに使い切るようにしましょう。
使う前には、変な匂いがしないか、カビが生えていないかなどを確認するのを忘れないでくださいね。
めんつゆとの違いは?これうまつゆの味の特徴を比較
そもそも、「これうまつゆ」と普通の「めんつゆ」って、具体的に何がどう違うのでしょうか。
どちらも便利な万能調味料ですが、実は味のコンセプトに大きな違いがあります。
その違いを知ることで、代用する時も味の方向性がつかみやすくなりますし、料理によって使い分けることもできるようになりますよ。
ここでは、これうまつゆが「これ1本で味が決まる」と言われる秘密を、味の構成要素から解き明かしていきます。
これうまつゆの味を構成する5つの「だし」
これうまつゆの最大の特徴は、使われている「だし」の種類の多さです。
一般的なめんつゆが、かつお節と昆布をベースにしていることが多いのに対し、これうまつゆはなんと5種類ものだしをブレンドしています。
その内訳は、「かつお・昆布・しいたけ・鶏・あご(飛び魚)」です。
魚介系の旨味に、しいたけの風味と鶏のコクが加わることで、家庭ではなかなか出せない、複雑で奥行きのある味わいが生まれるのです。
めんつゆよりも甘めで濃厚な味わいの理由
これうまつゆを舐めてみると、普通のめんつゆよりも明らかに甘くて、味が濃いと感じるはずです。
原材料を見てみると、砂糖や果糖ぶどう糖液糖が比較的多く使われていることがわかります。
このしっかりとした甘みが、濃厚なだしの風味と合わさることで、他の調味料を足さなくても味がバシッと決まる、満足感の高い味わいを作り出しているのです。
特に、甘辛い味付けが好きな方や、お子さんがいるご家庭で人気なのも頷けますね。
「これ1本で味が決まる」と言われる秘密
結論として、「これうまつゆ」が1本で味が決まる秘密は、この2つにあります。
- 複数のだしによる、複雑で深い旨味
- だしに負けない、しっかりとした甘みとコク
この絶妙なバランスのおかげで、ただ薄めるだけで、煮物や丼もの、麺類のつゆなど、あらゆる料理の味が完成するのです。
めんつゆで代用する際は、この「複雑な旨味」と「甘み」を意識して調味料を足してあげることが、味を近づける一番の近道になります。
これうまつゆの代用品で作る絶品おかずレシピ3選
せっかく代用つゆを作ったのなら、早速なにか美味しいものを作りたいですよね。
ここでは、先ほど紹介した「めんつゆを使った代用つゆ」で簡単に作れる、定番の人気おかずレシピを3つご紹介します。
どれも失敗知らずで、ご飯が進むこと間違いなしのメニューばかり。
今日の晩ごはんの献立に、ぜひ加えてみてください。
代用つゆで絶品!ふわとろ親子丼
お店みたいな、ふわとろの親子丼が家で簡単に作れます。
- 鶏もも肉と玉ねぎを、丼もの用の代用つゆ(めんつゆ大さじ3、みりん大さじ1、砂糖小さじ1、水100ml)で煮ます。
- 鶏肉に火が通ったら、溶き卵の2/3を回し入れ、蓋をして半熟になるまで待ちます。
- 残りの卵を加えて火を止め、ご飯の上に乗せれば完成です。
ポイントは、卵を2回に分けて入れること。これで、とろりとした食感と、ふんわりした食感の両方が楽しめます。
味がしっかり染み込む!鶏肉と大根の煮物
代用つゆを使えば、味付けに悩むことなく、味がしっかり染み込んだ美味しい煮物が作れます。
- 鶏もも肉と乱切りにした大根をごま油で軽く炒めます。
- 煮物用の代用つゆ(めんつゆ大さじ4、みりん大さじ2、砂糖大さじ1、水200ml)を加えます。
- 沸騰したらアクを取り、落し蓋をして大根が柔らかくなるまで15分ほど煮れば完成です。
最初に具材を炒めることで、コクが出て味が染み込みやすくなりますよ。
失敗しない!きのこの炊き込みご飯
きのこの旨味がたっぷりの、秋に食べたくなる炊き込みご飯です。
- 研いだお米2合を炊飯器に入れ、炊き込みご飯用の代用つゆ(めんつゆ大さじ3、みりん大さじ1、砂糖小さじ1/2)を加えます。
- 炊飯器の2合の目盛りまで水を注ぎ、軽く混ぜます。
- お好みのきのこ(しめじ、舞茸など)と、細切りにした油揚げを乗せて、炊飯スイッチを押すだけ。
炊き上がったら、底からさっくりと混ぜて、お茶碗によそってください。
「売ってない」を解決!これうまつゆの販売店情報
代用もいいけど、やっぱり本物が欲しい!と思っても、近所のスーパーで見つからないこともありますよね。
そんな「これうまつゆ難民」の方のために、どこで手に入りやすいのか、販売店情報をまとめました。
確実に手に入れる方法もご紹介するので、もうお店を探し回る必要はありません。
スーパーやドラッグストアでの取り扱い状況
「これうまつゆ」は、全国の多くのスーパーマーケットで取り扱いがあります。
特に、イオンやイトーヨーカドーといった大手スーパーの調味料コーナーでは見かけることが多いです。
また、意外なところではマツモトキヨシやウェルシアなどのドラッグストアで販売されていることも。
ただし、お店の規模や地域によって品揃えは様々なので、必ずあるとは限りません。
つゆ・たれ類の棚を重点的に探してみてください。
業務スーパーやカルディで買える?
品揃えがユニークな業務スーパーやカルディで探す方も多いようですが、残念ながら、これらの店舗で「これうまつゆ」が定番商品として置かれている可能性は低いです。
業務スーパーは自社ブランドや大容量商品が中心ですし、カルディは輸入食品やこだわりのオリジナル商品がメイン。
ミツカン製品の取り扱い自体が少ないため、見つけられたらラッキー、くらいに考えておいた方が良さそうです。
確実なのはAmazonや楽天などの通販サイト
「色々な店を探し回ったけど、どこにも売ってない!」そんな時に一番確実で手っ取り早いのが、Amazonや楽天、LOHACOといったネット通販を利用することです。
通販サイトなら、ほぼ確実に在庫があり、いつでも注文することができます。
他の商品と一緒に買えば送料が無料になることも多いので、わざわざお店を探しに行く手間を考えたら、通販を利用するのが最も賢い選択かもしれません。
これうまつゆ 代用 まとめ
- これうまつゆは、めんつゆや白だしに砂糖やみりんを加えて代用できます。
- めんつゆで代用する場合、甘みを足すのが味を近づけるコツです。
- 白だしを使うと、色が薄く上品な仕上がりになります。
- 醤油・みりん・砂糖・だしの素があれば、自家製の万能つゆも作れます。
- 代用する際は、必ず味見をしながら少しずつ味を調整するのが失敗しないポイントです。
- 親子丼などの丼ものは「めんつゆ+みりん+砂糖」で甘めに作るのが黄金比です。
- これうまつゆの味の秘密は、5種類の複雑な「だし」と、しっかりした「甘み」にあります。
- めんつゆとの違いを理解すると、代用する際の味付けがしやすくなります。
- 自家製の再現レシピは、複数のだしの素を組み合わせることで作れます。
- 代用つゆを使えば、煮物や炊き込みご飯も簡単に味が決まります。
- 「売ってない」場合、イオンなどの大手スーパーやドラッグストアで見つかることがあります。
- 業務スーパーやカルディでの取り扱いは少ない傾向にあります。
- 確実に手に入れたいなら、Amazonや楽天などのネット通販が最もおすすめです。