まつ毛パーマが思った以上に上がりすぎてしまうと、びっくりしますよね。
まぶたに張り付いてしまったり、カクンと折れたような角度になったりすると、鏡を見るたびに気分が落ち込んでしまうものです。
でも、安心してください。
上がりすぎてしまったまつ毛パーマは、正しい知識で対処すれば、自然な状態に落ち着かせたり、お直ししたりすることが可能です。
原因の多くは、施術の際のロッド選びや薬剤の放置時間によるもの。
この記事では、なぜまつ毛パーマが上がりすぎてしまうのか、その原因から、ご自身でできる応急処置、サロンでのお直し方法、そして次に失敗しないためのオーダーのコツまで、分かりやすく解説していきます。
この記事を読むと分かること
- まつ毛パーマが上がりすぎてしまう原因
- 上がりすぎた場合のセルフでの応急処置
- サロンでのお直しの料金や可能な時期
- パーマを落とす具体的な方法
- 次回のオーダーで失敗しないための伝え方
- 上がりすぎたカールをメイクで自然に見せるコツ
- 失敗例と修正後のデザイン比較
まつ毛パーマが上がりすぎたと感じる原因とは?
まつ毛パーマが上がりすぎてしまうのには、いくつかの理由が考えられます。
主な原因は、施術で使われるロッドのサイズが合っていなかったり、パーマ液を置く時間が長すぎたりすることです。
また、ご自身のまつ毛の質やその日のコンディションが影響することもあります。
ここでは、代表的な原因を詳しく見ていきましょう。
原因を知ることで、次回のオーダーや日々のケアに活かすことができますよ。
ロッドの選定ミスが一番の原因
上がりすぎの最も多い原因は、あなたのまつ毛の長さや目の形に合わないロッドを選んでしまったことです。
ロッドとは、まつ毛にカールをつけるための土台になる棒状の器具のこと。
このロッドが細すぎたり、カールが強すぎる種類だったりすると、必要以上に根元から立ち上がってしまいます。
特に、まつ毛が元々長い人が細いロッドを使うと、カールが強くかかりすぎて、まぶたに張り付くような仕上がりになりがちです。
カウンセリングの際に、自分のなりたいイメージを伝えきれなかったり、アイリストさんが自まつ毛の状態を正確に判断できなかったりすると、こうしたミスマッチが起こりやすくなります。
薬剤の放置時間が長すぎた可能性
パーマ液である薬剤をまつ毛に塗布してからの放置時間が、仕上がりを大きく左右します。
この時間が長すぎると、パーマがかかりすぎてしまい、カールが強くなりすぎる原因になるんです。
まつ毛の太さや硬さによって、薬剤が浸透する時間は人それぞれ違います。
例えば、細くて柔らかいまつ毛の人は、太くて硬いまつ毛の人よりも短い時間でパーマがかかります。
施術者があなたの毛質をしっかり見極め、適切な時間で薬剤を拭き取ることが大切です。
もし施術中に「いつもより長く置かれているな」と感じたら、少し気にしてみるのもいいかもしれません。
元々の毛質が影響している場合も
ご自身のまつ毛の質そのものが、パーマのかかりやすさに影響することもあります。
例えば、細くて柔らかい「軟毛」の人は、薬剤の成分が浸透しやすく、パーマがかかりやすい傾向にあります。
そのため、普通の人と同じ時間で施術しても、予想以上にカールが強く出てしまうことがあるのです。
逆に、硬くて太い「剛毛」の人はパーマがかかりにくいと思われがちですが、その分強い薬剤を使ったり、長めに時間を置いたりすることで、結果的に上がりすぎてしまうケースも。
自分の毛質を理解しておくことも、失敗を防ぐために役立ちます。
まぶたに張り付くのは上がりすぎのサイン?
はい、まつ毛がまぶたに張り付いてしまうのは、上がりすぎの典型的なサインです。
まつ毛の根元から急な角度で立ち上がりすぎているため、まぶたの皮膚にまつ毛の先端がくっついてしまいます。
こうなると、ビューラーで挟みすぎた時のように不自然な印象になるだけでなく、瞬きするたびにチクチクとした違和感を感じることも。
アイラインが引きにくくなったり、マスカラが塗りにくくなったりと、メイクの際にも不便を感じることが多いでしょう。
このような状態になったら、何らかの対処を考えることをおすすめします。
まつ毛パーマが上がりすぎた場合の応急処置と直し方
まつ毛パーマが上がりすぎてしまっても、落ち込む必要はありません。
ご自宅でできる簡単な応急処置から、サロンでプロにお直ししてもらう方法まで、いくつかの選択肢があります。
大切なのは、焦ってまつ毛を傷つけてしまわないこと。
ここでは、上がりすぎたカールをどうやって直していくのか、具体的な方法をステップごとに見ていきましょう。
あなたの状況に合った最適な方法を見つけてくださいね。
セルフでできる応急処置と注意点
自宅ですぐにできる応急処置としては、まつ毛美容液やコーティング剤を使って、カールのばらつきを整える方法があります。
スクリューブラシでまつ毛を優しく下にとかすように塗ると、少しだけカールが落ち着いて見えることがあります。
ただし、無理に引っ張ったり、何度もこすったりするのは絶対にやめましょう。
まつ毛が抜けたり、切れたりする原因になってしまいます。
また、蒸しタオルで目元を温めるとカールが少し緩むという話もありますが、効果は一時的で、パーマが取れるわけではありません。
あくまで応急処置として考え、本格的なお直しはプロに任せるのが安心です。
サロンでのお直しはいつから可能?
サロンでのお直しは、施術を受けた日から1週間〜2週間ほど期間をあけるのが一般的です。
パーマをかけた直後のまつ毛は、薬剤によってデリケートな状態になっています。
すぐにパーマ落としやかけ直しをすると、まつ毛に大きな負担がかかり、チリチリになったり、切れたりするリスクが高まるのです。
まずはまつ毛を休ませて、コンディションを整える期間が必要だと考えてください。
施術を受けたサロンに連絡して、上がりすぎてしまった旨を伝え、いつ頃お直しに行くのがベストか相談してみましょう。
パーマを落とす具体的な方法
サロンで上がりすぎたパーマを落とすには、専用のパーマ液(チオグリコール酸など)を使ってカールを緩めるのが一般的です。
これは「パーマオフ」とも呼ばれる施術です。
施術の流れとしては、まずまつ毛にパーマを落とすための薬剤を塗り、適切な時間放置します。
その後、薬剤をきれいに拭き取り、トリートメントでケアをして終了です。
施術時間は30分〜1時間程度。
これにより、かかりすぎていたカールが取れ、ほぼストレートの状態に戻すことができます。
ただし、まつ毛へのダメージはゼロではないため、施術後のホームケアがとても重要になります。
かけ直しにかかる値段の目安
お直しの値段は、サロンや施術内容によって異なります。
一般的には、以下のようになっています。
| 施術内容 | 値段の目安 |
|---|---|
| パーマを落とすだけ(パーマオフ) | 2,000円〜4,000円 |
| かけ直し(一度落としてから再度かける) | 通常料金の50%〜全額 |
パーマを落とすだけのシンプルな施術であれば、比較的安価に済みます。
しかし、一度パーマを落としてから、改めて希望のデザインにかけ直す場合は、通常の施術料金と同程度の費用がかかることが多いです。
施術を受ける前に、料金体系をしっかり確認しておきましょう。
お直しは無料でできる?
施術後の保証期間内であれば、無料でお直しをしてもらえる可能性があります。
多くのサロンでは、施術後1週間程度の保証期間を設けています。
この期間内に「上がりすぎた」「デザインがイメージと違う」といった不満を伝えれば、無料で修正に応じてくれるケースがほとんどです。
ただし、保証期間や条件はサロンによって様々。
「施術日から〇日以内」「連絡は電話のみ」といったルールが決められていることもあります。
おかしいなと思ったら、できるだけ早く施術を受けたサロンに連絡して相談することが大切です。
レシートや予約の履歴なども保管しておくと、スムーズに話が進みますよ。
サロンでのお直しに関する値段と期間の目安
上がりすぎたまつ毛パーマをサロンで直したいと考えたとき、気になるのが「いくらかかるの?」そして「いつからできるの?」という点ですよね。
まつ毛はとてもデリケートな部分なので、お直しには適切な料金と期間が必要です。
ここでは、お直しにかかる費用の相場や、まつ毛の健康を考えた上で最適な施術のタイミング、そしてダメージケアについて詳しく解説します。
安心してサロンに向かうための参考にしてください。
お直し料金の相場はどのくらい?
お直しの料金は、施術内容によって大きく変わってきます。
先ほども少し触れましたが、単にパーマを落としてストレートに戻す「パーマオフ」であれば、相場は2,000円から4,000円程度です。
一方で、一度パーマを落としてから、理想のカールに「かけ直し」をする場合は、もう一度通常の施術を行うのと同じ手間がかかります。
そのため、通常のまつ毛パーマ料金の半額から全額がかかることが一般的です。
つまり、5,000円から8,000円程度を見ておくと良いでしょう。
保証期間内であれば無料になることもあるので、まずはサロンへの確認が第一です。
施術を受けられるまでの適切な期間
まつ毛の健康を考えると、お直しはパーマをかけてから最低でも1週間はあけることが推奨されます。
理想を言えば、2〜3週間ほど様子を見るのがベストです。
パーマをかけた直後のまつ毛は、アルカリ性の薬剤によって表面のキューティクルが開いており、非常にダメージを受けやすい状態。
そんな状態で立て続けに薬剤を使用すると、まつ毛が水分を失ってチリチリになったり、最悪の場合、途中で切れてしまったりする恐れがあります。
焦る気持ちは分かりますが、美しいまつ毛を保つためには、少し我慢の時間も必要です。
まつ毛へのダメージとケア方法
パーマのお直しは、まつ毛にとって決して小さな負担ではありません。
薬剤を2度使用することになるため、乾燥しやすくなったり、ハリやコシが失われたりすることがあります。
だからこそ、お直し後のセルフケアが非常に重要になるのです。
具体的には、保湿成分や補修成分がたっぷり入ったまつ毛美容液を、毎日朝晩のスキンケアの際に塗ることを習慣にしましょう。
美容液がまつ毛に栄養を与え、ダメージの進行を防いでくれます。
また、クレンジングの際はゴシゴシこすらず、優しくメイクを落とすことも大切ですよ。
次回の失敗を防ぐオーダー方法とカウンセリングのコツ
一度「上がりすぎ」を経験すると、次のサロン訪問が少し怖くなってしまいますよね。
でも、大丈夫。
次こそ理想の仕上がりを手に入れるために、オーダーの際にちょっとしたコツを押さえておけば、失敗のリスクはぐっと減らせます。
大切なのは、あなたの「なりたいイメージ」をアイリストさんに正確に伝えることです。
写真を見せたり、具体的な言葉で伝えたり、いくつかのポイントを実践してみましょう。
理想の仕上がりを伝えるための写真活用術
言葉だけでカールの角度やデザインのニュアンスを伝えるのは、意外と難しいものです。
そこで大活躍するのが、スマートフォンの画像です。
SNSや検索エンジンで、「まつ毛パーマ ナチュラル」や「まつ毛パーマ カール緩め」といったキーワードで検索し、自分の理想に近い仕上がりの写真をいくつか探しておきましょう。
ポイントは、良い例だけでなく、「こういう風にはなりたくない」というNG例の写真も見せることです。
そうすることで、アイリストさんはあなたの好みをより深く理解でき、ロッド選びなどの参考にしやすくなります。
「上げすぎないでほしい」と伝える際のポイント
カウンセリングの際に、「上げすぎないでください」と伝えるだけでは、少し情報が足りないかもしれません。
人によって「上げすぎ」の感覚は違うからです。
そこで、「根元から自然に立ち上げて、毛先はゆるやかなカールにしてください」や「まぶたに張り付かない程度の、ナチュラルな仕上がりが希望です」のように、できるだけ具体的に伝えましょう。
「前回、他のお店でやったらカクンと折れた感じになってしまったので、丸みのあるカール感がほしいです」といった過去の失敗談を伝えるのも、非常に有効な方法です。
信頼できるアイリストの見極め方
安心して任せられるアイリストさんを見つけることも、失敗しないための重要な要素です。
良いアイリストさんは、カウンセリングを丁寧に行ってくれます。
あなたの希望を聞くだけでなく、あなたの目の形、まぶたの厚み、まつ毛の生え方などをしっかりチェックした上で、プロとして最適なデザインを提案してくれるはずです。
こちらの質問にも専門用語を使わず、分かりやすく答えてくれるかどうかもポイント。
口コミサイトで特定のアイリストさんを指名しているレビューをチェックするのも良い方法です。
上がりすぎたカールを自然に見せるメイクの工夫
サロンでお直しをするまでの間、上がりすぎたカールを少しでも自然に見せたいですよね。
そんな時は、毎日のメイクを少し工夫するだけで、不自然な印象を和らげることができます。
使うのは、普段お使いのビューラーやマスカラで大丈夫。
ちょっとしたテクニックで、気になるカールを落ち着かせ、目元に馴染ませることが可能です。
ここでは、誰でも簡単にできるメイクの裏技をご紹介します。
ビューラーでカールを緩める正しい使い方
「パーマがかかっているのにビューラー?」と驚くかもしれませんが、実はこれが有効な場合があります。
ただし、使い方はいつもと逆。
通常は根元からまつ毛を挟んで持ち上げますが、上がりすぎた場合は、まつ毛の中間あたりを挟み、下に優しく下ろすように使います。
力を入れすぎず、そっと圧をかけるのがコツです。
これにより、急角度になっていたカールが少し緩やかになり、自然なカーブに見せることができます。
やりすぎるとまつ毛を傷めるので、あくまで優しく、数回に分けて試してみてください。
マスカラで毛の流れを調整するテクニック
マスカラも、上がりすぎたカールを落ち着かせるのに役立ちます。
ポイントは、マスカラの塗り方です。
根元から毛先に向かってまっすぐ上に持ち上げるように塗るのではなく、ブラシを少し斜め前に倒すようにして、前に向かってとかすように塗ってみましょう。
こうすることで、上に向かいすぎている毛の流れを、少し前方向きに補正することができます。
また、カールキープ力が強いマスカラよりも、お湯で落ちるフィルムタイプなど、軽めのテクスチャーのものを選ぶと、重みでカールが少し落ち着きやすくなります。
デザインで見る「上がりすぎ」と感じやすいまつ毛パーマ
言葉で説明されても、実際にどんな状態が「上がりすぎ」なのか、ピンとこないこともありますよね。
ここでは、よくある失敗例のデザインを具体的に見ていきましょう。
「カクンと折れたような仕上がり」や「まぶたに張り付く感じ」など、写真やイラストで確認することで、自分の状態を客観的に判断しやすくなります。
また、お直しで自然なカールに修正できた人のビフォーアフターも参考にしてみましょう。
「カクンと折れた」「まぶたに張り付く」などの失敗例
上がりすぎの失敗例として最も多いのが、この2つのパターンです。
「カクンと折れた」状態は、まつ毛の根元だけが急な角度で立ち上がり、まるで直角に曲がったように見える仕上がり。
これは、まつ毛の長さに合わない小さなロッドを使った場合に起こりがちです。
一方、「まぶたに張り付く」状態は、カールが強すぎてまつ毛の先端がまぶたの皮膚にくっついてしまうこと。
こちらも細すぎるロッドが原因であることが多く、見た目の不自然さに加えて、瞬きのたびに違和感を感じることがあります。
自然なカールに修正できた人の口コミ
「上がりすぎてまぶたに張り付いていたまつ毛が、パーマオフをしてもらったら自然な状態に戻ってホッとしました。1週間待った甲斐がありました!」
「かけ直しをお願いしたら、今度は理想通りのゆるやかなカールに!写真を見せてしっかり希望を伝えたのが良かったみたいです。」
「保証期間内だったので無料でお直ししてもらえました。上がりすぎた原因も丁寧に説明してくれて、信頼できるサロンだと感じました。」
このように、実際に修正できた人たちの声を聞くと、お直しへの不安も少し和らぎますね。
人気のデザインとその特徴
失敗を避けるためには、どんなデザインが人気で、それぞれどんな特徴があるのかを知っておくのもおすすめです。
例えば、根元からすっと立ち上げ、毛先にはカールをつけない「パリジェンヌラッシュリフト」は、自まつ毛の長さを最大限に活かしたい人に人気です。
一方、毛先に丸みのある自然なカールをつける「ナチュラルカール」は、優しく可愛らしい印象にしたい人に選ばれています。
自分のなりたいイメージに合ったデザインの名前を覚えておくと、カウンセリングの際に伝えやすくなりますよ。
まつ毛パーマが上がりすぎ!まとめ
- まつ毛パーマが上がりすぎる一番の原因は、まつ毛の長さに合わないロッドの選定ミスです。
- 薬剤の放置時間が長すぎても、カールは強くかかりすぎてしまいます。
- 細くて柔らかい毛質の人は、パーマがかかりやすい傾向にあります。
- まつ毛がまぶたに張り付くのは、上がりすぎの典型的なサインです。
- セルフでの応急処置は、美容液で優しくとかす程度に留めましょう。
- サロンでのお直しは、まつ毛への負担を考え、施術後1週間以上あけるのが基本です。
- お直しには、パーマを落とす「パーマオフ」と、かけ直す方法があります。
- パーマを落とすだけの値段は2,000円〜4,000円が相場です。
- かけ直しの場合は、通常の施術料金と同程度の費用がかかることがあります。
- 多くのサロンでは保証期間があり、期間内なら無料でお直し可能な場合があります。
- 次回の失敗を防ぐには、理想の仕上がりの写真を見せるのが効果的です。
- 「上げすぎないで」と伝える際は、「自然な丸みがほしい」など具体的に言いましょう。
- 上がりすぎたカールは、ビューラーを逆さに使い、優しく下げることで少し落ち着きます。
- お直し後は、まつ毛美容液での念入りな保湿ケアが不可欠です。
