新幹線のぞみでどの座席がおすすめかと聞かれたら、その答えは「あなたの旅の目的によって全く違います」となります。
例えば、車窓からの景色を存分に楽しみたい人と、移動中にパソコンで仕事を集中して進めたい人では、ベストな席は正反対。
また、一人旅なのか、子連れの家族旅行なのかによっても、快適な座席の条件は大きく変わってきます。
大切なのは、それぞれの座席のメリット・デメリットを知り、自分の目的に合わせて選ぶこと。
この記事では、「富士山が見たい」「コンセントが必須」「とにかく静かに過ごしたい」といった目的別に、あなたにぴったりの「おすすめ座席」をピンポイントでご紹介します。
この記事を読むと分かること
- 景色、仕事、トイレの近さなど目的別のおすすめ座席
- 富士山が一番きれいに見える座席の場所と時間帯
- コンセントがある席とない席の違い(N700S・N700A)
- 揺れが少なく静かに過ごせる号車と座席
- 子連れ・赤ちゃん連れに最適な座席の選び方
- グリーン車の座席の魅力と普通車との料金差
- 予約時に賢く座席を指定するための裏ワザ
新幹線のぞみの座席でおすすめはここ!【目的別の結論】
せっかくの新幹線移動、自分にとって一番快適な席を選びたいですよね。
のぞみの座席は大きく分けて、窓側の「A席」「E席」、通路側の「C席」「D席」、そして真ん中の「B席」があります。
それぞれに良い点と少し不便な点があり、あなたの旅の目的によって「当たり席」は変わるんです。
ここでは、様々なシチュエーションを想定して、あなたに最適な「おすすめ座席」を結論からお伝えします。
景色を楽しむなら「E席」一択!
車窓からの景色を思う存分楽しみたいなら、迷わず「E席」(3人掛けの窓側)を選びましょう。
東海道新幹線の一番の見どころである富士山は、E席側からしかきれいに見えません。
また、進行方向に向かって右側にあるため、下り(東京→博多)の場合、時間帯によっては日差しが入りにくいというメリットもあります。
プライベートな空間を確保しやすく、外の景色を眺めながらゆったりと過ごしたい旅行者には、E席が最高の選択肢になります。
PC作業や仕事に集中したいなら「A席」
出張などでパソコン作業や読書に集中したいビジネスパーソンには、「A席」(2人掛けの窓側)がおすすめです。
A席は壁際にあるため、隣のB席や通路側のC席の人がトイレなどで席を立つ際に、いちいち立ち上がる必要がありません。
自分のスペースがしっかりと確保されているので、落ち着いて作業に没頭することができます。
また、壁に寄りかかることもできるため、仮眠を取りたい時にも快適です。
集中できる環境を最優先するなら、A席がベストでしょう。
トイレなどで席を立つことが多いなら通路側の「C席・D席」
長時間の移動でトイレに行く回数が多かったり、デッキに気分転換に出たりすることが多い人は、通路側の「C席」か「D席」を選ぶのが正解です。
窓側の席だと、隣の人に「すみません」と声をかけて立ってもらう必要があり、少し気を使いますよね。
通路側なら、誰にも気兼ねなくいつでも自由に席を立つことができます。
特に、小さなお子さんを連れている場合や、足腰に少し不安がある方には、通路側の席が圧倒的に便利で安心ですよ。
2人での旅行なら「D席・E席」の組み合わせが快適
友人やカップルなど、2人で旅行する際には、2人掛けの「D席(通路側)」と「E席(窓側)」を並んで予約するのが最もおすすめです。
3人掛けの席(A・B・C席)を2人で使うと、空いている1席に見知らぬ人が座る可能性がありますが、D・E席ならその心配がありません。
2人だけのプライベートな空間で、気兼ねなくおしゃべりしたり、駅弁を食べたりすることができます。
景色も楽しめて、トイレにも立ちやすいという、まさに良いとこ取りの組み合わせ。
2人旅の指定席を取るなら、D・E席を狙いましょう。
新幹線のぞみの座席のおすすめ【富士山が最もよく見える席】
新幹線に乗る楽しみの一つといえば、雄大な富士山の姿を眺めることですよね。
「きれいに見える席はどっちだろう?」と迷う人も多いですが、答えはとてもシンプルです。
ここでは、富士山をベストポジションで楽しむための座席選びのコツと、見逃さないためのポイントを詳しく解説します。
この情報を知っておけば、次からの新幹線移動がもっと楽しみになりますよ。
下り(東京→博多)も上り(博多→東京)もE席がベスト
富士山を見るための特等席は、進行方向に向かって左側の窓側、つまり「E席」です。
これは、東京から博多へ向かう下り列車でも、博多から東京へ向かう上り列車でも変わりません。
座席は進行方向に関わらず固定されているため、富士山は常にE席の窓の外に現れます。
A席側からは残念ながらほとんど見ることができませんので、富士山が見たい場合は、予約時に必ずE席を指定するようにしましょう。
富士山が見えるのは新横浜〜静岡間の約50分間
富士山はずっと見えているわけではなく、楽しめる区間は限られています。
最もきれいに見えるのは、下り列車の場合、「新横浜駅」を過ぎてから「静岡駅」に到着するまでの約50分間です。
特に、三島駅の前後では、遮るものが少なく雄大な姿を間近に感じることができます。
この区間に差し掛かったら、車内アナウンスで教えてくれることも多いので、聞き逃さないようにしましょう。
写真を撮りたい方は、この時間帯にカメラを準備しておくのがおすすめです。
翼のついた座席(7号車・11号車付近)は窓が小さく要注意
E席を選んでも、一つだけ注意したい点があります。
それは、パンタグラフ(集電装置)のカバーがある場所の座席です。
具体的には、7号車の1番〜5番席あたりと、11号車の13番〜16番席あたりは、窓の一部がカバーで覆われており、視界が少し遮られてしまいます。
「翼が生えた座席」などと呼ばれることもありますね。
景色を最優先するなら、これらの座席番号は避けて予約するのが賢明です。
コンセントの場所はどこ?【N700Sなら全席完備で安心】
スマートフォンやパソコンの充電は、今や長距離移動に欠かせない要素です。
「自分の席にコンセントはあるかな?」と心配になる人も多いはず。
のぞみのコンセント事情は、乗車する車両の種類によって大きく異なります。
ここでは、最新車両「N700S」と従来型「N700A」のコンセントの違いや、乗る前に確認する方法を分かりやすく解説します。
もう充電切れの心配はありません。
【N700S】全席のひじ掛けにコンセントがあり充電し放題
最新車両である「N700S」に乗車できたなら、コンセントの心配は一切不要です。
N700Sは、グリーン車・普通車を問わず、全ての座席のひじ掛け部分にコンセントが設置されています。
窓側でも通路側でも真ん中の席でも、自分の手元で自由に充電することができます。
これは本当に画期的で便利なポイントですね。
PC作業や動画視聴でバッテリーをたくさん消費しても、全く心配いりません。
まさにストレスフリーな移動が可能です。
【N700A】窓側(A・E席)と最前列・最後列の席のみ設置
一方、N700Sではない従来型の車両(N700Aなど)の場合は、コンセントがある席は限られています。
普通車では、基本的に窓側の「A席」と「E席」の足元、そして各車両の「最前列」と「最後列」の壁にのみ設置されています。
通路側のC席・D席や、真ん中のB席にはコンセントがありません。
そのため、N700Aに乗る可能性があり、充電が必須な場合は、必ず窓側か最前列・最後列の席を予約するようにしましょう。
乗車前にN700Sかどうか確認する方法
予約する列車が最新のN700Sかどうかは、事前に確認することができます。
JRのネット予約サービス「スマートEX」や「エクスプレス予約」では、予約画面でN700Sで運行される列車に「S」のロゴが表示されます。
また、駅の電光掲示板でも、列車名の横に同じロゴが表示される場合があります。
この表示がある列車を選べば、全席コンセント付きの快適な旅が確定しますよ。
モバイルバッテリーのレンタルサービスという選択肢
もしコンセントがない席になってしまっても、諦める必要はありません。
東海道新幹線の主要な駅や、一部の車内では、モバイルバッテリーのレンタルサービス「充レン」が利用できます。
駅のコンコースなどに設置されているレンタルスタンドで手軽に借りることができ、移動中に充電が可能です。
返却は、目的地の駅にある別のスタンドでもOK。
万が一の時のために、こんなサービスがあることも覚えておくと安心ですね。
静かで揺れない車両・座席の選び方
新幹線での移動時間は、できるだけリラックスして静かに過ごしたいもの。
車両の位置や座席の場所によって、揺れの大きさや静かさは微妙に異なります。
特に、出張での移動中や、ゆっくり休みたいと考えている方にとっては、重要なポイントになりますよね。
ここでは、快適性を追求するあなたのために、揺れが少なく静かな環境を選んで座るためのコツをご紹介します。
最も揺れが少ないのは車体中央の7号車・8号車
電車の構造上、揺れが最も少ないのは、車体の中心部分です。
16両編成ののぞみの場合、中心にあたるのは「7号車」や「8号車」あたりになります。
先頭車両や最後尾の車両は、カーブなどで揺れが大きくなりやすい傾向があります。
乗り物酔いをしやすい方や、PC作業などで少しの揺れも気になるという方は、なるべく中央付近の号車を指定して予約するのがおすすめです。
グリーン車が8号車から10号車に設定されているのも、揺れが少なく快適性が高いからなんですよ。
静かに過ごしたいなら喫煙ルームやトイレから遠い車両を選ぶ
車内の静かさを重視するなら、人の出入りが多い場所から離れた席を選ぶのが基本です。
具体的には、トイレや洗面所、多目的室があるデッキの近くは避けましょう。
また、現在は廃止されましたが、かつて喫煙ルームがあったデッキ(3・7・15号車など)は、今でも気分転換に立ち寄る人がいるため、人の往来が比較的多いです。
静かな環境を求めるなら、これらの設備がない偶数号車(4号車、6号車、12号車など)の中ほどを選ぶと、落ち着いて過ごせる可能性が高まります。
ビジネス利用に特化した「S Work車両」(7号車)のメリット
周りを気にせず仕事に集中したいビジネスパーソンには、「S Work車両」という専用車両がおすすめです。
のぞみの7号車に設定されており、ここでは座席での携帯電話での通話や、WEB会議への参加も許容されています。
周りも仕事をしている人ばかりなので、「パソコンのタイピング音がうるさいかな…」といった余計な気遣いも不要です。
普通車指定席と同じ料金で利用できますが、予約が必要です。
集中して仕事や作業を片付けたい時には、最高の環境と言えるでしょう。
子連れ・赤ちゃん連れに優しいおすすめの座席
小さなお子さんや赤ちゃんを連れての新幹線移動は、荷物も多く、周りへの気遣いも必要で、パパ・ママにとっては一大事ですよね。
でも、事前にポイントを知って座席を選んでおけば、その負担をぐっと軽くすることができます。
のぞみには、子連れファミリーに優しい設備や座席がたくさん用意されています。
ここでは、安心して快適に過ごすための、おすすめ座席選びのコツをご紹介します。
荷物が多くても安心!最前列か最後列のスペースを活用
ベビーカーや大きなマザーズバッグなど、子連れの旅はとにかく荷物が多くなりがち。
そんな時に頼りになるのが、各車両の「最前列」と「最後列」の座席です。
最前列の席は、足元のスペースが他の席より少し広くなっています。
そして、最後列の席の後ろには、座席と壁の間にスーツケースなどを置ける広いスペースがあります。
ここにベビーカーを畳んで置くことができるので、荷物の置き場所に困りません。
このスペースは早い者勝ちなので、予約時に狙って確保するのがおすすめです。
おむつ交換や授乳に便利な多目的室が近い「11号車」
赤ちゃん連れの長旅で心配なのが、おむつ交換や授乳の場所ですよね。
そんなパパ・ママの強い味方が、11号車にある「多目的室」です。
ここは普段は施錠されていますが、車掌さんに申し出ることで、授乳や体調が悪い時などに個室として利用させてもらえます。
また、同じ11号車には、車椅子対応の広いトイレがあり、その中にもおむつ交換台が設置されています。
いざという時のために、11号車か、その隣の12号車の座席を予約しておくと、移動がとても楽で安心ですよ。
ぐずってもデッキに出やすい各車両の出入口付近
子どもが急にぐずってしまったり、泣き出してしまったりした時に、すぐに席を立ってデッキにあやしに行ける環境はとても重要です。
そのため、各車両の出入口に近い、最前列や最後列の通路側の席は、子連れにとても人気があります。
車両の中ほどに座っていると、デッキに出るまでに時間がかかり、周りの視線も気になってしまいますよね。
すぐに外の空気を吸わせて気分転換させてあげられるように、デッキへのアクセスが良い席を選ぶことは、親の精神的な安心にも繋がります。
一度は乗りたいグリーン車の座席と普通車との違い
せっかくの旅行なら、少し贅沢をして「グリーン車」で優雅な移動を楽しんでみるのはいかがでしょうか。
のぞみのグリーン車は、8号車から10号車の3両です。
普通車とは一線を画す、ゆとりと上質なサービスが魅力です。
ここでは、グリーン車の座席が普通車とどう違うのか、その特別な設備や気になる料金についてご紹介します。
ワンランク上の快適さを知れば、きっと乗りたくなりますよ。
2列+2列のゆったり配置と深いリクライニング
グリーン車に入ってまず感じるのは、その広々とした空間です。
普通車が3列+2列の配置なのに対し、グリーン車は2列+2列。
一つ一つの座席の横幅が広く、隣の人との間隔もゆったりしています。
また、リクライニング角度も普通車より深く、思いきり体を預けてリラックスできます。
座席のクッション性も高く、まるで自宅のソファに座っているかのような快適さです。
長時間の移動でも、疲れ方が全く違います。
おしぼりサービスや足元のフットレストなど特別な設備
グリーン車の快適さは、座席の広さだけではありません。
座席には、足を乗せられるフットレストが完備されており、靴を脱いでくつろぐことができます。
また、各座席には読書灯も付いています。
そして、グリーン車ならではのサービスが、乗車後に客室乗務員さんが配ってくれる、温かいおしぼりです。
こうした細やかなおもてなしが、旅の特別感を一層高めてくれます。
もちろん、全席にコンセントも完備されていますよ。
普通車料金にプラスいくらで乗れる?価格と価値
気になるグリーン車の料金ですが、乗車する区間によって異なります。
例えば、東京から新大阪までの場合、通常期の普通車指定席の料金にプラス約5,500円でグリーン車に乗ることができます。
決して安い金額ではありませんが、得られる快適性や満足感を考えれば、その価値は十分にあると言えるでしょう。
特に、誕生日や記念日などの特別な旅行や、絶対に失敗したくない大切な出張の際には、最高の選択肢となります。
予約時に知っておきたい座席指定の裏ワザ
希望の座席を確実に手に入れるためには、予約の段階で少し工夫することが大切です。
特に、連休や週末などの混雑する時期は、良い席からどんどん埋まっていきます。
ここでは、インターネット予約サービスを賢く使ったり、特別な座席を予約したりする方法など、知っていると得をする座席指定の裏ワザをご紹介します。
このテクニックを使えば、あなたの新幹線予約がもっとスマートになりますよ。
「EXサービス」ならシートマップを見ながらピンポイントで席が選べる
最もおすすめなのが、JR東海・JR西日本が提供するインターネット予約「スマートEX」や「エクスプレス予約」(EXサービス)を利用することです。
これらのサービスでは、予約の際に飛行機の座席指定のように、車両のシートマップ(座席表)を見ながら、空いている席をピンポイントで選ぶことができます。
「E席の窓側で、車両の中ほどがいいな」といった細かい希望も、自分で画面を見ながら確定できるのです。
みどりの窓口で口頭で伝えるよりも確実で、とても便利ですよ。
大きな荷物がある人に人気の「特大荷物スペース付き座席」とは
スーツケースなど、3辺の合計が160cmを超える「特大荷物」を新幹線に持ち込む場合は、事前の予約が必要です。
この時に予約するのが、「特大荷物スペース付き座席」です。
これは、各車両の最後部座席とそのすぐ後ろのスペースをセットで利用できる座席のこと。
予約すれば、荷物の置き場所を確実に確保できるので安心です。
この制度を知らずに特大荷物を持ち込むと、手数料(1,000円)が必要になる場合があるので注意しましょう。
大きな荷物がある方は、必ずこの席を予約してください。
予約でB席しか空いてない時の最終手段
どうしても乗りたい列車が満席に近く、3人掛けの真ん中のB席しか空いていない…。
そんな絶望的な状況でも、諦めるのはまだ早いかもしれません。
出発日の数日前や前日になると、予約をキャンセルする人が出てくるため、一度は埋まったA席やE席が再び空席になることがよくあります。
EXサービスなどを利用して、こまめに空席状況をチェックしてみましょう。
また、発車直前でも、駅の窓口で他の席に空きが出ていないか聞いてみる価値はあります。
最後まで粘ってみると、快適な席に変更できる可能性がありますよ。
新幹線のぞみで座席でおすすめまとめ
- 新幹線のぞみのおすすめ座席は、景色・仕事・子連れなど目的によって変わります。
- 富士山を見るなら、上りも下りも「E席」がベストポジションです。
- コンセントは最新車両「N700S」なら全席のひじ掛けに完備されています。
- 「N700A」では、コンセントは窓側(A・E席)と最前列・最後列のみです。
- 揺れが少ないのは車体中央の7号車・8号車あたりです。
- 静かに過ごしたいなら、トイレやデッキから離れた車両の中ほどを選びましょう。
- ビジネス利用なら、通話やWEB会議OKの「S Work車両(7号車)」が快適です。
- 子連れ・赤ちゃん連れには、多目的室が近い11号車がおすすめです。
- 大きな荷物やベビーカーがある場合は、最後列の座席後ろのスペースが便利です。
- 2人旅なら、プライベート空間を確保しやすい2人掛けのD・E席が最適です。
- グリーン車は2列+2列のゆったりシートで、ワンランク上の快適さを味わえます。
- 予約はシートマップで席を選べる「EXサービス」の利用が断然便利です。
- 「特大荷物スペース付き座席」は、大きな荷物がある場合に事前予約が必要です。
