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降水量5mmはどれくらいの雨?傘は必要?洗濯・自転車への影響まで解説

降水量5mmはどれくらいの雨?

天気予報で「降水量5mm」と聞いても、具体的にどれくらいの雨なのか、ピンとこないことってありますよね。

降水量5mmの雨は、体感としては「本降り」です。

地面にはっきりと水たまりができ、傘をたたく雨音がしっかり聞こえるくらいの強さ。

傘なしで外を歩くのはまず無理で、少し歩いただけでも服や靴が濡れてしまいます。

この記事では、そんな「降水量5mm」がどれくらいの雨なのかを、写真での比較イメージや具体的なシーン別に詳しく解説します。

今日の外出はどうするか、洗濯物は干せるのか、自転車は使えるのかといった、日々の生活の判断に役立つ情報が満載です。

これを読めば、もう天気予報の数字に迷わなくなりますよ。

この記事を読むと分かること

  • 降水量5mmがどれくらいの雨なのか(体感・見た目)
  • 降水量1mmや10mmとの具体的な違い
  • 傘は必要か、折りたたみ傘で十分か
  • 洗濯物を外に干せるかどうかの判断基準
  • 自転車や車の運転にどれくらい影響があるか
  • レジャー施設や屋外イベントが中止になる可能性
目次

降水量5mmがどれくらいの雨なのかを写真と体感で解説

天気予報の「降水量5mm」という数字。

これが一体どれくらいの雨なのか、まずは具体的なイメージをつかむところから始めましょう。

ここでは、実際に5mmの雨が降った時の「体感」や「見た目」を分かりやすく説明します。

他の雨量との比較写真(イメージ)も見ながら、5mmという数字をあなたの感覚に落とし込んでいきましょう。

この基準が分かれば、日々の行動計画がぐっと立てやすくなりますよ。

【体感】降水量5mmは「本降り」の雨

降水量5mmの雨を体感で表現するなら、それはまぎれもなく「本降り」です。

「小雨」や「しとしと」といった可愛らしい表現は当てはまりません。

傘をささずに外に出れば、ほんの数十秒で髪や服がしっとりと濡れ始め、数分もすればびしょ濡れになってしまいます。

家の中にいても、窓や屋根に当たる雨音がはっきりと聞こえてくるレベル。

「あ、しっかり降ってきたな」と誰もが感じる、それが降水量5mmの雨の強さです。

【見た目】地面に水たまりができ、傘を叩く音がはっきり聞こえるレベル

降水量5mmの雨を外で見てみると、その強さは一目瞭然です。

アスファルトの地面は全体が黒く濡れ、あちこちに水たまりができ始めます。

雨粒が地面に当たって、しぶきが跳ね返るのもはっきりと見えるでしょう。

傘をさせば、「ザー」あるいは「バラバラ」といった雨音がしっかり聞こえてきます。

車のフロントガラスには絶え間なく雨粒が当たり、ワイパーを動かさないと視界が確保できない状態です。

【画像で比較】降水量1mm・5mm・10mmの見た目の違い

言葉だけでは分かりにくいので、写真のイメージで比べてみましょう。

  • 降水量1mm(小雨)
    • 地面がうっすらと濡れる程度。水たまりはほとんどできない。傘をさすか迷う人もいるレベル。
  • 降水量5mm(本降り)
    • 地面全体がしっかり濡れ、水たまりがくっきりとできる。地面からの跳ね返りで靴やズボンの裾が濡れる。
  • 降水量10mm(ザーザー降り)
    • 地面に叩きつけるように雨が降る。水しぶきが激しく、あたり一面が水浸しに見える。傘をさしていても濡れる。

このように比べると、5mmが決して弱い雨ではないことがよく分かりますね。

1時間で5mmの雨が降るとどうなる?

天気予報で言う「降水量5mm」は、通常「1時間あたり5mm」の強さの雨が降ることを意味します。

これは、底が平らな容器を外に1時間置いておくと、水が5mmの深さまで溜まるということ。

この強さの雨が1時間降り続くと、道路のくぼみには大きな水たまりができ、水はけの悪い場所では小さな川のようになることも。

短時間ならまだしも、これが何時間も続くと、小規模な冠水などにつながる可能性も出てくる強さの雨です。

降水量5mmはどれくらいの強さ?傘や外出の必要性を判断

降水量5mmが「本降り」だと分かったところで、次に気になるのは「じゃあ、具体的にどう行動すればいいの?」ということですよね。

傘はどんなものが必要なのか、そもそも外出できるレベルなのか。

ここでは、傘、外出、自転車、車の運転という4つの視点から、5mmの雨の日の具体的な行動指針を解説します。

これを読めば、雨を理由に失敗することがなくなりますよ。

傘は必要?折りたたみ傘で大丈夫?

傘は絶対に必要です。

「ちょっとそこまでだから」と油断すると、確実に後悔します。

問題は、折りたたみ傘で十分か、それともしっかりした長傘が必要かという点。

風がなければ、大きめの折りたたみ傘でも対応可能です。

しかし、少しでも風が吹いている場合は、骨がしっかりした丈夫な長傘をおすすめします。

5mmの雨は風に乗ると横から吹き付けてくるため、小さな傘や強度の弱い傘ではすぐに裏返ってしまったり、結局濡れてしまったりします。

外出はできる?足元はずぶ濡れになる?

短時間の外出や、屋根のある場所への移動なら問題なく可能です。

ただし、足元の対策は必須。

普通のキャンバス地のスニーカーなどは、あっという間に水が染みてきて不快な思いをします。

防水スプレーをかけた靴や、合皮素材の靴、あるいはレインブーツやレインシューズを選ぶのがベストです。

地面からの跳ね返りも結構あるので、ズボンの裾やスカートの裾も濡れることを覚悟しておきましょう。

自転車での走行は危険?

降水量5mmの雨の中、自転車に乗るのはかなり危険なので、基本的には避けるべきです。

理由はいくつかあります。

  • 視界の悪化:顔に雨が当たり、目が開けにくくなります。メガネやコンタクトの人も視界が悪くなり危険です。
  • 路面のスリップ:地面が濡れて滑りやすくなり、特にマンホールや白線の上は危険度が増します。
  • 傘差し運転の危険:片手運転でバランスを崩しやすく、風にあおられると非常に危険です。そもそも傘差し運転は多くの地域で禁止されています。

どうしても乗る必要がある場合は、レインコートを着用し、速度を落として慎重に運転してください。

車の運転で注意すべきこと

車の運転は可能ですが、注意が必要です。

ワイパーは常に動かす必要がありますし、速度も普段より落として車間距離をしっかりとることが大切になります。

特に注意したいのが「ハイドロプレーニング現象」。

これは、タイヤと路面の間に水の膜ができて、ブレーキやハンドルが効かなくなる現象です。

速度が速いほど起こりやすいため、雨の日は「急」のつく操作(急ブレーキ、急ハンドル、急発進)を避け、スピードを抑えて運転することが安全につながります。

【状況別】降水量5mmの日の行動目安

日常生活のさまざまなシーンにおいて、降水量5mmの雨はどのような影響を与えるのでしょうか。

楽しみにしていたレジャーやイベント、毎日こなす洗濯など、具体的なシチュエーションごとにどう判断すれば良いのかをまとめました。

この目安を知っておけば、雨の日にがっかりしたり、困ったりすることが少なくなりますよ。

洗濯物は外に干せる?

残念ながら、外干しは絶対にNGです。

5mmの雨はしっかりと降り続くため、たとえ短い時間でも洗濯物はびしょ濡れになってしまいます。

屋根のあるベランダでも、風で雨が吹き込んできて濡れてしまう可能性が高いです。

この日は潔く諦めて、部屋干しに切り替えましょう。

浴室乾燥機や除湿機、扇風機などを活用すると、効率よく乾かすことができます。

ディズニーランドやUSJは楽しめる?

楽しむことはできますが、雨対策は万全にしていく必要があります。

降水量5mmの場合、屋外のアトラクションは一時的に運営を見合わせることがあります。

また、パレードや屋外ショーも内容が変更されたり、中止になったりする可能性が高いです。

一方で、雨の日は来園者が少なくなる傾向にあるため、人気アトラクションの待ち時間が短くなるというメリットも。

上下セパレートタイプのレインコート(カッパ)と防水性の高い靴、荷物を守るビニール袋などを用意して、雨の日ならではの楽しみ方を見つけるのがおすすめです。

キャンプや登山、ゴルフへの影響

キャンプ、登山、ゴルフといったアウトドアレジャーは、中止または延期を強く推奨します。

  • キャンプ:地面がぬかるんでテントの設営が困難になり、雨の中で過ごすのは体温を奪われ危険です。
  • 登山:足元が滑りやすくなり、転倒や滑落のリスクが格段に上がります。視界も悪くなるため非常に危険です。
  • ゴルフ:コースがぬかるみ、ボールが転がりにくくなります。雨で体が冷え、良いパフォーマンスは期待できません。

安全を最優先に考え、無理な計画は立てないようにしましょう。

イベント(お祭りや運動会)は中止になる?

屋外で開催されるお祭りや運動会、フリーマーケットなどのイベントは、中止になる可能性が高いレベルの雨です。

小雨程度なら決行されることもありますが、5mmの本降りとなると、地面のコンディション悪化や来場者の安全を考慮して、中止の判断が下されることが多くなります。

特に地面が土のグラウンドで行われる運動会などは、ほぼ中止と考えてよいでしょう。

出かける前に、必ず公式サイトやSNSで最新の開催情報を確認することが大切です。

【比較】他の雨量(1mm・10mm・20mm)との違い

降水量5mmのイメージがつかめてきたところで、他の雨量と比べると、その違いがよりはっきりします。

ここでは、天気予報でよく目にする1mm、10mm、20mmの雨がそれぞれどんな状態なのかを比較してみましょう。

この違いが分かると、天気予報を見るのがもっと面白くなりますよ。

【小雨】降水量1mm〜2mmの体感と行動目安

降水量1mmは、パラパラと降る「小雨」です。

地面がうっすら濡れる程度で、水たまりはほとんどできません。

傘をささずに小走りすれば、なんとかなるかな?と思えるレベルですが、長時間外にいればもちろん濡れます。

折りたたみ傘があれば十分対応可能。

洗濯物は干せませんが、短い距離の外出や自転車の利用も、レインコートがあればそこまで苦にはなりません。

【ザーザー降り】降水量10mm〜15mmの体感と行動目安

降水量10mmになると、雨の表現は「ザーザー降り」に変わります。

これは、傘をさしていても足元やカバンが濡れてしまうほどの強い雨です。

地面は完全に水浸しになり、道路では水しぶきを上げて車が走り抜けていきます。

長傘が必須で、レインブーツがないと靴はびしょ濡れに。

視界もかなり悪くなるため、自転車の利用は絶対にやめるべきですし、車の運転もより一層の注意が必要になります。

【土砂降り】降水量20mm〜30mmの体感と行動目安

降水量20mmを超えると「土砂降り」の世界です。

バケツをひっくり返したような雨、という表現がまさにぴったり。

傘はほとんど役に立たず、外にいるだけでずぶ濡れになります。

道路は川のようになり、場所によっては冠水が始まることも。

ワイパーを最速にしても視界が確保しづらくなるため、車の運転は非常に危険です。

このレベルの雨が予報されたら、不要不急の外出は控えるべきです。

1時間降水量と24時間降水量の違いとは

天気予報を見ていると、「1時間降水量」と「24時間降水量」という言葉が出てきます。

  • 1時間降水量:その1時間に降る雨の「強さ」を表します。ゲリラ豪雨など、短期的な雨の激しさを見るための指標です。私たちが体感する雨の降り方は、この数字が重要になります。
  • 24時間降水量:1日(24時間)に降った雨の「総量」を表します。土砂災害や河川の氾濫などの危険度は、この数字で判断されます。

「1時間5mm」と「24時間5mm」では、意味が全く違うので注意しましょう。

天気予報で使われる雨の表現と降水量の関係

気象庁では、雨の強さを段階的に表現しています。

「やや強い雨」や「激しい雨」といった言葉が、それぞれ何ミリの降水量に相当するのかを知っておくと、テレビやネットの天気予”報がより深く理解できます。

最後に、これらの表現と降水量の関係を一覧で見ていきましょう。

5mmの雨がどの位置づけにあるのかも確認してみてください。

気象庁による雨の強さの定義一覧

気象庁では、1時間降水量をもとに、雨の強さを以下のように定義しています。

降水量5mmは「弱い雨」と「やや強い雨」の間に位置する、しっかりとした「本降り」の雨だとイメージすると分かりやすいです。

表現1時間降水量人の受けるイメージ・影響
弱い雨3mm未満小雨、ぱらぱら。傘をささなくても平気な人も。
やや強い雨10mm以上20mm未満ザーザーと降る。地面からの跳ね返りで足元が濡れる。
強い雨20mm以上30mm未満土砂降り。傘をさしていても濡れる。車の運転は注意。
激しい雨30mm以上50mm未満バケツをひっくり返したように降る。道路が川のようになる。
非常に激しい雨50mm以上80mm未満滝のように降る。傘は全く役に立たない。車の運転は危険。
猛烈な雨80mm以上息苦しくなるような圧迫感。大規模な災害の恐れ。

「やや強い雨」とは何ミリから?

気象庁の定義では、「やや強い雨」は1時間降水量が10mm以上20mm未満の雨を指します。

地面一面に水たまりができ、ザーザーと降る音で話し声が聞き取りにくくなるレベルです。

この雨が長く続くと、排水が追いつかずに小規模な浸水などが起こる可能性も出てきます。

降水量5mmはまだこの段階には達していませんが、油断できない本降りの雨であることは間違いありません。

「強い雨」とは何ミリから?

「強い雨」は、1時間降水量が20mm以上30mm未満の雨です。

いわゆる「土砂降り」で、傘をさしていても肩やカバンが濡れてしまうほどの強さ。

車のワイパーを速くしても視界が悪いと感じ始め、道路では水しぶきが高く上がります。

このレベルになると、避難情報にも注意を払う必要が出てきます。

「激しい雨」とは何ミリから?

「激しい雨」は、1時間降水量が30mm以上50mm未満の雨を指します。

まさにバケツをひっくり返したような降り方で、道路が川のようになり、マンホールから水が溢れ出すことも。

傘はほとんど役に立たず、短い時間でも外に出るのは危険です。

車の運転は、視界不良や冠水のリスクから非常に危険な状態になります。

降水量5mmはどれくらいのまとめ

  • 降水量5mmは「本降り」の雨で、傘なしでの外出は不可能。
  • 見た目は、地面に水たまりができ、雨音がはっきり聞こえるレベル。
  • 外出には骨のしっかりした長傘や、防水性の高い靴がおすすめ。
  • 降水量5mmの日の自転車利用は、視界不良やスリップのため危険。
  • 車の運転は可能だが、速度を落とし車間距離を保つ必要がある。
  • 洗濯物を外に干すのは絶対にNG、部屋干しに切り替えるべき。
  • ディズニーなどの屋外降水量,5mm,どれくらい施設は、雨具があれば楽しめるがアトラクションの休止も。
  • キャンプや登山など、アウトドアレジャーは中止を検討すべきレベル。
  • 1mmは小雨、10mmはザーザー降り、20mmは土砂降りと覚えると便利。
  • 気象庁の定義では、5mmは「弱い雨」と「やや強い雨」の中間にあたる。
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