50cmがどのくらいの長さか、と聞かれてすぐにイメージできますか。
「だいたいこれくらい」と手で示せても、正確な長さは意外とわからないものです。
通販で服や家具を買うとき、フリマアプリで荷物を送るときなど、50cmのサイズ感がわかっていると便利な場面はたくさんあります。
この記事では、50cmが具体的にどのくらいの長さなのか、A4用紙やペットボトルなど、あなたの身の回りにある身近なもので例えながら、誰にでも分かりやすく解説します。
イラストや具体的なアイテムも紹介するので、読み終わる頃には、もう50cmの長さに迷うことはありません。
この記事を読むと分かること
- 50cmが身近なものの何と同じくらいか
- イラストで見る50cmのサイズ感
- 生活の中にある50cm前後のアイテム
- メジャーがない時に50cmを測る方法
- 50cmに関するインチ換算や人数の目安
50cmはどのくらいの長さ？身近なもので例えて紹介
50cmの長さを具体的にイメージするために、まずは私たちの周りにある、いつも見慣れているもので例えてみましょう。
数字だけだとピンとこなくても、「ああ、あれと同じくらいなんだ」と分かれば、急に50cmという長さが身近に感じられるようになります。
普段何気なく使っているものが、実は便利な「ものさし」代わりになるんですよ。
A4用紙の長辺と比較
A4用紙の長い方の辺の長さは、約29.7cmです。
そのため、A4用紙を2枚弱並べると、だいたい50cmになります。
より正確に言うと、1.7枚分くらいですね。
もし手元にA4用紙があれば、2枚並べて短い辺を少し重ねてみると、おおよその50cmの感覚を掴むことができます。
オフィスや自宅にある最も身近なもので長さをイメージできるので、覚えておくととても便利です。
500mlペットボトルとの比較
500mlのペットボトルの高さは、製品によって多少の違いはありますが、だいたい20cmから22cmくらいです。
つまり、ペットボトルを2本と半分くらい並べると、50cmの長さになります。
外出先で急に長さを確認したくなった時でも、自動販売機やコンビニにあるペットボトルを目安にできるので役立ちます。
カバンに入れる時などのサイズ感の参考にもなりますね。
一般的な長傘の長さとの比較
大人が使う一般的な長傘の長さは、だいたい80cmから90cmくらいのものが主流です。
そのため、50cmは長傘の半分より少し長いくらいの長さになります。
傘の石突（先端）から、持ち手の中間あたりまでが約50cmだとイメージすると分かりやすいでしょう。
製品によっては、傘を広げた時の骨の長さ（親骨）が50cmというものもあるので、ひとつの目安になります。
一万円札の横幅との比較
一万円札の横の長さは、16cmです。
この一万円札を横に3枚並べると48cmになるので、あと2cm足すとちょうど50cmになります。
お財布の中にほぼ必ず入っているお札も、意外と正確な長さの目安になるんですよ。
メジャーがないけれど、ちょっとした長さを測りたい時に、この方法を知っているとスマートに確認できます。
50cmがどのくらいのサイズ感なのかイラストで解説
モノだけでなく、私たちの体や身近な動物と比べてみると、50cmのサイズ感がもっとリアルに分かります。
数字で聞くよりも、実際の大きさとして体感的に理解しやすくなりますよ。
ここでは、イラストを思い浮かべながら、人や動物と比べたときの50cmがどれくらいなのかを見ていきましょう。自分の体の一部と比べると、より記憶に残りやすいです。
【男女別】肩幅との比較イメージ
50cmという幅は、日本人成人男性の平均的な肩幅（約45cm）より少し広いくらいです。
一方で、成人女性の平均的な肩幅は約40cmなので、女性にとってはかなり広く感じる幅になります。
洋服の通販サイトでトップスの「身幅50cm」という表記を見たら、男性ならジャストサイズか少しゆったりめ、女性ならオーバーサイズ気味、という風にイメージできます。
【新生児】赤ちゃんの平均身長との比較
生まれたばかりの赤ちゃんの平均身長は、実はちょうど50cmくらいなんです。
男の子も女の子も、平均すると約50cmで生まれてきます。
もし出産や育児の経験がある方なら、新生児を抱っこした時のあの愛おしいサイズ感を思い出すと、50cmがどれくらいの長さなのか、とてもよく理解できるはずです。
【動物】猫の体長との比較
猫の体長は、しっぽの長さを除いて、だいたい40cmから50cmくらいです。
もちろん猫の種類や個体差はありますが、一般的な大きさの成猫がすっと体を伸ばした時の、頭からお尻の付け根までの長さが50cmに近いとイメージしてください。
猫を飼っている方は、愛猫と比べてみると、50cmのサイズ感がより一層はっきりと掴めますね。
50cm前後のアイテム一覧
私たちの生活の中には、意識していないだけで、実は50cm前後の大きさのアイテムがたくさんあります。
ここでは、具体的なアイテムをいくつかご紹介しますね。
「あの棚の奥行きが、だいたい50cmくらいなんだ」と分かると、通販で家具を買ったり、荷物を送ったりするときに、サイズの失敗がぐっと減りますよ。
飛行機の機内持ち込み可能なカバンのサイズ
多くの航空会社では、飛行機内に持ち込める手荷物の「高さ」の上限を55cmや50cmに設定しています。
例えば、一般的な国内線（100席以上）の機内持ち込みサイズは、3辺の合計が115cm以内で、高さ55cm×幅40cm×奥行25cm以内といった規定が多いです。
高さが50cmのキャリーケースであれば、ほとんどの航空会社で安心して機内に持ち込むことができるサイズ感だと言えます。
標準的なキッチンの奥行き
一般的なシステムキッチンの作業台の奥行きは65cmが標準です。
そのため、50cmはそれよりも少し短い長さになります。
ただし、一人暮らし向けのマンションなどに設置されているコンパクトキッチンでは、奥行きが50cmや55cmというタイプも少なくありません。
お部屋探しをする際に、キッチンの作業スペースがどれくらいかをイメージする目安になります。
ギター（アコギ）のボディ幅
アコースティックギターのボディの一番幅が広い部分（ボディ下部）は、だいたい40cmから50cmくらいです。
特に「ドレッドノート」や「ジャンボ」といった大きめのサイズのギターだと、その幅は50cm近くになることもあります。
ギターを弾く方であれば、ギターを抱えた時の感覚で、50cmの幅がどれくらいかをイメージしやすいかもしれません。
クロネコヤマトの宅急便で送れるサイズ
クロネコヤマトの宅急便では、荷物のサイズを縦・横・高さの3辺の合計で決めています。
50cmという長さは、多くのサイズ区分で利用される寸法です。
例えば、縦50cm、横30cm、高さ20cmの荷物なら、3辺の合計は100cmとなり、「100サイズ」として送ることができます。
50cmのものを送る場合でも、他の2辺の長さによって料金が変わってくることを覚えておきましょう。
50cmの距離感と歩数
これまではモノの「長さ」として50cmを見てきましたが、今度は「距離」として捉えてみましょう。
例えば、私たちが普段歩いている1歩は、どれくらいの距離なのでしょうか。
歩数で考えてみると、50cmという距離がより身近に感じられるようになります。人との距離感を意識する場面でも役立つかもしれません。
50cmは何歩に相当する？
50cmという距離は、私たちが意識せずに普通に歩いた時の1歩分よりも、少し短い距離に相当します。
一般的に、楽に歩いた時の歩幅の目安は「自分の身長 × 0.45」と言われています。
例えば身長160cmの人なら、1歩の歩幅は約72cmになります。
そのため、50cmは、歩幅を少し狭めて歩いた時の1歩くらいの距離感だとイメージすると良いでしょう。
大股1歩の目安との比較
ウォーキングなどで健康を意識して「大股で歩く」場合、その1歩は70cmから80cmくらいになります。
そのため、50cmは大股1歩と比較すると、かなり短い距離になります。
人混みの中を歩く時や、前の人とぶつからないように少しだけ前に進む時など、ごく短い距離を移動する際の1歩が、だいたい50cmに近いかもしれません。
通販で役立つ50cmの測り方
通販で家具や収納グッズを買うとき、サイズの確認は絶対に欠かせません。
でも、「さあ測ろう」と思った時に、肝心のメジャーが見当たらない…なんて経験、ありませんか？
ここでは、そんな緊急事態に役立つ50cmの測り方や、面積の考え方についてご紹介します。これを覚えておけば、もうサイズ選びで慌てることはありません。
メジャーがない時の代用品
メジャーがない時でも、身近にあるものでおおよその長さを測ることができます。
一番便利なのがA4用紙（長辺約30cm）と一万円札（横幅16cm）です。
例えば、A4用紙の長い辺と短い辺（約21cm）を合わせるように置くと、合計で約51cmになります。
また、一万円札を3枚と、指2本分（約2cm）を合わせれば、だいたい50cmが測れます。あくまで目安ですが、知っておくと非常に役立ちます。
50cm四方の面積の目安
「50cm四方」や「50cm×50cm」と書かれている場合、その面積は2500平方センチメートルになります。
これは、広げた新聞紙1ページ（約54cm×81cm）の半分より、少し小さいくらいの広さです。
クッションカバーや小さめのラグ、サイドテーブルなどを探すときに、このサイズ表記をよく見かけます。
購入前に床に新聞紙を置いてみると、実際のサイズ感がより正確にイメージできて失敗を防げます。
50cmのものを収納できる棚の選び方
幅や高さが50cmのものを収納したい場合、棚の「内寸」が50cm以上あるものを選ぶことが重要です。
通販サイトなどで表示されている棚のサイズは、外側の最も大きい部分の寸法（外寸）であることがほとんどです。
棚板や側板の厚みを考えると、実際に収納できるスペース（内寸）は外寸よりも数センチ小さくなります。
購入前には必ず内寸を確認するか、少し余裕を持ったサイズの棚を選ぶようにしましょう。
「50cm」に関するその他の疑問
ここまで、いろいろなモノやコトに例えて50cmの長さを解説してきました。
ですが、他にも「50cmって海外の単位だと何インチ？」「50cmのピザって何人くらいで食べるもの？」といった、より具体的な疑問が浮かんでくるかもしれません。
ここでは、そんな「50cm」にまつわる様々な疑問にお答えしていきます。
50cmは何インチ？
50cmは、約19.68インチです。
計算式としては「1インチ = 2.54cm」なので、50cmを2.54で割ると答えが出ます。
テレビの画面サイズや、海外製の衣類、DIYで使う工具などで「インチ」という単位はよく使われます。
換算が少し面倒なので、「50cmは、だいたい20インチ弱」と覚えておくと、海外サイトでの買い物などの際にイメージしやすくて便利です。
50cmのピザやケーキは何人前？
直径50cmのピザやケーキは、だいたい10人から12人前くらいの、かなりのパーティーサイズです。
一般的なデリバリーピザのLサイズが直径30cm〜35cmくらいなので、それよりもはるかに大きいことが分かります。
面積で比べると、Lサイズの2倍以上の大きさになります。
大人数が集まるホームパーティーや会社のイベントなどで注文される、特別なサイズだと考えて良いでしょう。
50cmの水槽で飼える魚の種類と数
幅50cmの水槽では、ネオンテトラやグッピーといった小型の熱帯魚を、20匹から30匹ほど飼育することが可能です。
一般的に、幅50cmの水槽の容量は約40リットルから50リットルになります。
魚を飼育する数の目安として「魚の体長1cmあたり、水1リットルが必要」という有名な言葉があります。
ただし、これはあくまで目安です。ろ過装置の性能や、魚の性格、水草の量などによって適切な数は変わってくるので、初心者の場合は少し少なめの数から始めるのが安心です。
50cmはどのくらい？まとめ
- 50cmはA4用紙の長い辺（約30cm）の1.7枚分くらいの長さ。
- 500mlペットボトル（約21cm）を2本半並べた高さが目安。
- 一般的な長傘（約80cm）の半分より少し長い。
- 一万円札（16cm）を3枚並べると48cmなので、それに近い長さ。
- サイズ感は成人男性の肩幅より少し広いくらい。
- 生まれたばかりの赤ちゃんの平均身長が約50cm。
- しっぽを除いた成猫の体長がだいたい50cm。
- 飛行機の機内持ち込み可能なキャリーケースの高さの目安。
- 標準的なキッチンの奥行き（65cm）よりは少し短い。
- メジャーがない時はA4用紙や一万円札で代用して測れる。
- 50cm四方は新聞紙1ページの半分より少し小さい面積。
- 50cmのものを収納するには内寸が50cm以上の棚が必要。
- 50cmは約19.68インチに相当する。
- 直径50cmのピザやケーキは10人前以上のパーティーサイズ。
- 幅50cmの水槽なら小型の熱帯魚が20匹以上飼育できる。